1年半ほど努めた数十人程度のチームリーダーを辞めたので記録のあるうちにメモしておこうと思います
前提
- 自分の担当するチームの規模は数十人程度
- マネージャーは自分以外に別途いるので管理職ではない
- 自分もエンジニアの一人として仕事もしつつ、チームとして改善・取り組むべき作業がある場合に対応するような位置付け
- 必ずある仕事としては月に30分から1時間程度のミーティングが3回程度
FAQ
どのようなきっかけでリーダーをすることになったのか
- 前任者の方が退職されることがきっかけ
- 自分がリーダーであるかに関わらず、元々チームとしてどのように改善すると良さそうか、というのを考えたりするのは好きでアイディアを出したり対応などしていたのでその延長という印象
大変だったか
- 元々やっていたことの延長線だったので、気持ちの面で大変だ、ということはなかった
- 一方で、チームの課題がある場合には個人の仕事よりチームを優先して課題解決方法の検討・対応をしていたので以下のような負担はあった
- コンテキストスイッチが負担になる
- 不定期に発生するチーム課題検討・改善のために費やす時間
- 定期的に発生するミーティングなどへの参加
- 最初の方は自分でやりがちだったので業務時間中に割く時間の割り振り(個人作業とリーダーとしての作業)は多少苦労した記憶がある。これは少しずつ、自分でなくてもできることは他の人に移譲することにしてうまくできるようになった気がする
リーダーとして気をつけていたことはあるか
- 仕組み化・自動化する
- 例えば、Slack のワークフローのようなものを使い、繰り返すことは可能な限り、仕組み化・自動化した
- 自分は朝早い勤務なのでいない時間でも滞りなくできるようにするすることは気をつけていた
- やって欲しいことは自分が進んでやる
- 個人的に人から言われてもやる気がしないので、自分から進んでやって「こんなことをした」という事を周りにも報告して、チームメンバーが自然にやってくれるように心がけた
- 忙しくなりすぎないように個人業務は手離れ良くなるように気をつける
- 個人業務が忙しくなりすぎると、チームとしての課題に集中して取り組めないこともある。自分はマルチタスクがそこまで得意ではない自覚があるので、個人業務が忙しくなりすぎないように手離れを良くできるように心掛けていた
- 人へお願いできることは可能な限りお願いするようにし(移譲)、自分は自分しかできないことに集中するようにした
- やったことは報告する
- チームリーダーとしての作業は他人から見えずらいこともある為、可能な限りやったことはチームメンバーにも報告するようにした
- (関連)業務時間外にメール等に対応することは基本しなかった。理由として「リーダーは忙しい」というイメージになってしまうと、自分への相談もしづらくなるだろうし、「リーダーをやってみたい」という人も出にくくなることが想定された為
- やったことはメモしておく
- 最終的に引き継ぎの際にも滞りなくできるように作業は基本的に閲覧できる形でメモを残した
- 自分のマネージャーに自分の作業を報告する場合にも有効だった
- Open な場所で積極的に褒める
- 褒められて嫌な人はいない
- 無理に褒める、ということはしないが、良いな、と思うことがあれば積極的に Open な場所で褒めるようにすることは心掛けていた
- 自分はあまり得意ではなかったので、意識しないと中々できなかった
- 仕組み化・自動化する
なぜリーダーを辞めることしたのか
- 主に以下の理由より自分からマネージャーに交代の打診をした
- より個人の業務に集中したい為
- 個人的には一人のリーダーが長い間対応することはあまり良くないと考えているため
- リーダーが異動・離職することになった時の影響が大きくなる
- 理想的にはチームメンバーの誰もがリーダーになれるようになるのがベスト
- 1年程度実施してある程度経験を積むことができた為
- 主に以下の理由より自分からマネージャーに交代の打診をした
やって良かったか
- はい
- 良かった事
- リーダーとしての経験を積むことができた(前職でも経験はあったが、久しぶりに経験できた)
- 課題改善に実際に取り組み、経験や知見を得られた
- 視野が広くなった。自分のチームだけでなく、さらに一つ上のチームなどのことも踏まえ、発言・行動をすることができるようになった(と思う)