仕事で新しいことを始めるに当たり、なぜこの施策が必要なのか、どうやって進めていくか、などの説明が必要な場合がある。
上記ついて同僚が「one-pager を作った」ということを言っていた。 しかし、何か分からず、調べてみた所「資料を1ページにまとめる」というのものだった。
第55回 one-pager / 資料は1ページにまとめましょう
実際には1ページには収まっていなかったが、内容としてはまとまっており、ざっくりと以下のようなことが明記されていた。
- 目的(ゴール)
- 関係者は誰か
- 現在抱えている問題点
- なぜ目的を達成する必要があるのか(問題を解消しないとどのようなことが起きる可能性があるか)
- 目的を達成するために現在抱えている問題や何がブロッカーとなっているか
- どのようにその問題を解決するか
- 目的を達成した場合の影響(インパクト)
- どうやって目的が達成できたかをトラッキングするか
個人的にはすごく分かりやすいな、と感じた。
例えば新規プロジェクトを上司に判断可否の依頼する場合というのは往々にしてありそうだが、その場合にも上記のようにまとまっていると上司側も判断やコメントなどがしやすいと感じた。
個人的に良いなと思ったポイントを挙げてみる
トラッキング方法を書く
- これが書いて事が多い。これがないとプロジェクトの成功可否が判断できない
- トラッキング方法があることでプロジェクトの成功可否を判断可能となり、失敗した場合でもやめるタイミングが分かる。また、成功した、という判断ができる指標もある(失敗したらそれを生かして再度チャレンジすればいい)
- そもそもトラッキング方法がないとするとそれはプロジェクトが成功したか失敗したか判断出来ないということなのでそのプロジェクトに意味はあるのか、という課題もある(そういうものもあるかもしれないが)
- この時には書いてなかったが、必要なら 後戻り出来るか というのを書いても良いかもしれない(逆に出来ないなら考え直しが必要かもしれない)
- 例:One-way door, Two-way door
- Amazon 社員インタビュー
SCM部門の仕事はビジネスの環境変化に対しスピーディーな対応が求められます。しかし、将来の環境変化を確実に予見することはできないので、どれだけ考えても100%の確信を持てないことは必ずあります。その際心がけていることは、確信がないことを理由に変化をさせないという選択肢を安易に選ばないということです。そして、意思決定を行う際は必ず“後戻り”ができるようにすることも意識しています。社内では“One-way door, Two-way door”という言葉を使っているのですが、後戻りができない一方通行のドアのような意思決定ではなく、決断を間違えても元に戻って修正の効く、行ったり来たりできるドアのような意思決定をするということです。そうすることで、常に挑戦できる環境をつくっています。
問題と解決方法を併記する
- 整理して書くことで 本当に問題に対して解決を行うアプローチになっているか ということが自分自身も確認できる(問題に関して解決方法が矛盾していることもよくある)
- 影響(インパクト)を書く
- 上司などにとってはここが重要となる場合が多いと考える
- 費用対効果の判断材料となる(例:時間も人も多く関わるプロジェクトでは、インパクトも大きくないとやるという判断がしづらい)
- 「現在抱えている問題点」の部分で書く「なぜ目標を達成する必要があるのか」という事を併記することでより印象づける事ができる(プロジェクトを実施した場合、しなかった場合と比較出来る)