toshihirock’s diary

IT エンジニアをしている toshihirock のはてなブログです

リモートでライブ配信のプレゼンを行った時のメモ

仕事でリモートから参加する形でライブ配信のプレゼンを行う機会があったので忘れないうちに様々なことについて自分用にメモをしておく

前提

  • 想定参加者はエンジニア
  • 無料で参加可能
  • 開催は Connpass などを通じて周知される
  • リモートで発表を行う
  • 発表は QA 入れて50分程度
  • ライブ配信も行う

開催まで

発表タイトルと詳細を熟考する

参加者は発表タイトルと詳細を見て参加するか決めるので、もっと考えてタイトルと詳細を決めると良かったと思う。

タイトルについては発表が終わったあとに X(Twitter) で周知する際のことまで検討できていなかった。 煽るタイトルにする必要はないが、検索されやすいキーワードが含むようにするなどの工夫をするとより良かったのではないかと思う。

また、発表詳細について発表内容と乖離しないようにするという点はできたと思うが、「参加したい」と思わせるようなものではなく、やや単調な説明となっていた。 こちらについても、例えば他の人にレビューを依頼して意見をもらってから決定するとより良いものにできたのではないか、と考える。

キャンセルを考慮し、開催周知を行う

Connpass などの参加人数を見るとそれなりな人数がいたので、追加の周知などは不要と考えていたが、実際にライブ配信を見てくださった方は参加人数の2,3割程度だったのではないかと思う。 リモートの場合、オンサイトより余計にキャンセルがしやすいので、参加できない人が多かったのではないかと思われる。 上記も踏まえると、あらかじめキャンセルがあることも見越して、もっと開催の周知を行っておくことでより多くの参加者を募ることができたのではないかと思う。

練習練習練習

今回はライブ配信ということもあり、配信当日も通しで3回ほどは練習をした。 これは非常に効果が高く、発表の際にも特に緊張はせず、自信を持って落ち着いて説明することができた。

エンジニア向けの発表で、気持ちが乗った説明が必要だと感じたので、発表用の説明文は用意せず、ある程度説明することは頭の中に入れつつ、多少アドリブも含む形で説明を行った。 説明文を全て用意する方法も考えられるが、今回は発表内容を用意せず、説明する方法がマッチしたように思う。 (説明文を用意しつつ、気持ちが乗って発表ができると一番良いと思うが、準備時間と自分のスキルなどを踏まえると現状難しい)

スライドについて

レビューしてもらう

「聴講者の視点に立って発表を考える」というのはとても大切だが、一人で資料を作っているとなかなか難しい。 仕事なので、擬似的に発表を行い、フィードバックを頂くことはしてもらうと非常に良い。 今回も、事前に擬似発表を行い、有益なフィードバックを頂くことができた。

なお、自分の場合、擬似発表を行う際には完璧な資料は目指さず、80%程度の完成度で行った。 具体的には「図」や「キャプチャ」などは簡易的なものの掲載のみなど時間をかけないようにした。 これはレビューによって構成変更などを行う場合、完璧なものを作っても結局修正する可能性があるため、このような方法とした。

導入で惹きつける

最初のスライドでは導入部分で「この発表を聞くことでどのようなメリットがあるのか」という点があまり説明できていなかった(説明はしていたが、淡々とした説明になっていた) そのため、発表の導入部分で最初にメリットなどを説明し、途中離脱を防ぐように心掛けた。 直接的な効果を判定するのは難しいが、X(Twitter) の反応を見る限り、一定の方は継続して閲覧いただけていたのではないかと思われる。

[適切な場合]パーソナルな情報を盛り込んで親近感を出す

ケースバイケースだが、カジュアルな発表であれば自己紹介でパーソナルな情報(趣味や経歴など)を盛り込む事で親近感を出すという方法も考えられる。

目的にフォーカスし、書かないことを決める。書かないことは最初に説明する

今回の発表で目的にフォーカスするために不要な部分は詳細を書かないようにした。 上記については導入部分で発表のゴールと「今回の発表ではゴールになるために ABC については書いてない」というように期待値の調整を行った。 アンケート結果などを見てもこの点について不満に思っている人はいなかったようである。

また、今回の場合、想定される参加者の方の技術レベルなどを考えると、省いても大きな不満とならないという想定があったので、今回のような対策を取ることができた。 この辺りは必要に応じて発表の想定参加者や発表の「タイトル」「詳細」などでも説明できると良いと思う。 例えば、仮に導入部分で「書かないこと」を説明したとしても、発表自体が「初心者向け」であり、説明を省くことで聴講者が理解できない内容の場合には本末転倒になってしまい、聴講者の満足度を下げてしまう可能性が考えられる。

伝えたいことは何回も書く

予め「伝えたいこと」を発表前に考えて、そのことについて発表中に3回ほど説明するようにした(大切なことは何回でも言う) X(Twitter)でも「伝えたいこと」を書いてくださる方がいらっしゃったので、一定の効果があったのではないかと考える。 また、「伝えたいこと」を決めておくことでスライドもどの情報を補完するためにはどのように説明すればいいのか、と言う形で構成を決めることができた

発表当日

可能な限り WiFi ではなく、有線接続を使う

当日、会社から参加を行ったのだが、最初に参加予定の場所の WiFi 環境が悪く、ライブ配信開始直前で接続できなくなった。 そのため、急遽、場所を変えて参加を行う必要があった。

特に問題はなかったが、ライブ配信で途中で接続ができなくなる問題が起きてしまう可能性を考えると冷や汗ものだった。 今回のようにライブ配信などインターネット接続断の影響が大きい場合には有線接続できる環境の方が安心して参加できるのではないかと思う。

マイク付きの有線ヘッドセットを使う

通信品質に加え、音声品質も悪いと離脱者が出てしまう可能性があると思われる。 そのため、自分はマイク付きの有線ヘッドセットを使って対応を行った。 通信環境とも関連するが、ミスが大きな問題となるライブ配信ということも考えると、電池切れや通信の必要のない有線ヘッドセットを使うのは良かったのではないかと思う。

発表後

ソーシャルでのフィードバックを確認する

ライブ配信中は見ることができないと思うので、配信後に可能な範囲でソーシャルでのフィードバックを確認できると良い。 例えば、今回の場合、発表資料の一部で指摘を頂いた部分があり、改めて確認をすると情報が変わっている内容を確認することができた為、発表資料公開前に修正(追記)することができた。 なお、指摘を頂いた方にはソーシャルを通じて、感謝のコメントおよび訂正をさせて頂く事もできた。

ソーシャルで拡散する

発表資料をアップロードし、動画もアーカイブ可能であれば、誰でも見てもらえるように準備し、その後、X(Twitter) などのソーシャルで拡散を行うことで、当日参加できなかった人にもリーチできる可能性がある。 具体的にどれだけの人が閲覧したか確認するために、閲覧数が確認できるサービスを使うのが良いのではないかと思う。

また、必要に応じて社内の人にも拡散の呼びかけを行うとより良い(自分だけだと限界がある)

振り返りをする

このブログもそうだが、良かった事・改善すべき事などがあると思うので、振り返りをする。 振り返りを継続的に行っていけば、少しずつレベルアップできるのではないかと思う。