toshihirock’s diary

IT エンジニアをしている toshihirock のはてなブログです

「エッセンシャル思考」を読んだことが役に立っている

以前「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」を読んだ

正確に内容はあまり覚えていないが、今年の自分にとってとても参考になったと思っているので備忘録としてメモする。 (実際に書いてあったな内容と乖離するかもしれない)

「何をして」「何が出来ないか」を考える

去年、子供が一人増えたことで今までよりさらに時間がなくなった。 (元々時間はなかったが、長男が幼稚園に行きだすようになったことで多少負担は減っていた) ただ、1日24時間しか使えないことは変わらない。 その為、自分がやりたいこと・やるべきことによりフォーカスして仕事はチャレンジしたいと考えていた。

上記のような時間の使い方について年初にマネージャーと話す機会があり、「私のやりたいこと」「このために時間が必要なため、逆に何ができないか」 を説明し、許容可能であるか、という相談をさせて頂いた。 また、その場でマネージャーからの私への期待値のすり合わせも出来た。

まだ、今季は始まったばかりだが、これは本当にやって良かったと思う。 上記期待値についてすり合わせが出来たので、100%目標に向かって仕事が出来るし、マネージャーもこちらの動きを理解しているのでとても動きやすく感じる。

どうしても人に決められることをやるのは苦手な方なので、来年からも自分で考えて、今季のようにマネージャーに説明出来ると良いだろうと考えている

出来ることを可能な範囲でやる

時間が限られるので、全ての仕事をしようとしても出来ない。 その為、適切に人に依頼・移譲したり、時には 出来ません・やりません ということも大事だと考えている。

ただ、「出来ない・やらない」時でも代替案と理由は言うように心掛けている。

  • 私は xxxx という理由で出来ません。その為、これについては xxxx で依頼して下さい
  • 私は xxxx という理由で質問に回答できません。その為、これについては xxxx で質問して下さい

基本的にはこれで相手も納得してくれたり、提案した内容を受諾してくれる。 嫌われるかもしれないが、勇気を持って NO ということは仕事をする上ではとても重要だと考える。

ブログを書いた後に改めて目次を見た

以下あたりが参考になったようだ

  • 第4章 トレードオフ 何かを選ぶことは何かを捨てること
  • 第11章 拒否 断固として上手に断る
  • 第14章 線引き 教誨を決めると自由になれる

もし時間の使い方に困ったり悩んだときには改めて読んでみたい

新しいことを始める時に one-pager を作るという方法

仕事で新しいことを始めるに当たり、なぜこの施策が必要なのか、どうやって進めていくか、などの説明が必要な場合がある。

上記ついて同僚が「one-pager を作った」ということを言っていた。 しかし、何か分からず、調べてみた所「資料を1ページにまとめる」というのものだった。

第55回 one-pager / 資料は1ページにまとめましょう

実際には1ページには収まっていなかったが、内容としてはまとまっており、ざっくりと以下のようなことが明記されていた。

  • 目的(ゴール)
  • 関係者は誰か
  • 現在抱えている問題点
    • なぜ目的を達成する必要があるのか(問題を解消しないとどのようなことが起きる可能性があるか)
    • 目的を達成するために現在抱えている問題や何がブロッカーとなっているか
  • どのようにその問題を解決するか
  • 目的を達成した場合の影響(インパクト)
  • どうやって目的が達成できたかをトラッキングするか

個人的にはすごく分かりやすいな、と感じた。

例えば新規プロジェクトを上司に判断可否の依頼する場合というのは往々にしてありそうだが、その場合にも上記のようにまとまっていると上司側も判断やコメントなどがしやすいと感じた。

個人的に良いなと思ったポイントを挙げてみる

  • ラッキング方法を書く

    • これが書いて事が多い。これがないとプロジェクトの成功可否が判断できない
    • ラッキング方法があることでプロジェクトの成功可否を判断可能となり、失敗した場合でもやめるタイミングが分かる。また、成功した、という判断ができる指標もある(失敗したらそれを生かして再度チャレンジすればいい)
    • そもそもトラッキング方法がないとするとそれはプロジェクトが成功したか失敗したか判断出来ないということなのでそのプロジェクトに意味はあるのか、という課題もある(そういうものもあるかもしれないが)
    • この時には書いてなかったが、必要なら 後戻り出来るか というのを書いても良いかもしれない(逆に出来ないなら考え直しが必要かもしれない)
      • 例:One-way door, Two-way door
      • Amazon 社員インタビュー
      • SCM部門の仕事はビジネスの環境変化に対しスピーディーな対応が求められます。しかし、将来の環境変化を確実に予見することはできないので、どれだけ考えても100%の確信を持てないことは必ずあります。その際心がけていることは、確信がないことを理由に変化をさせないという選択肢を安易に選ばないということです。そして、意思決定を行う際は必ず“後戻り”ができるようにすることも意識しています。社内では“One-way door, Two-way door”という言葉を使っているのですが、後戻りができない一方通行のドアのような意思決定ではなく、決断を間違えても元に戻って修正の効く、行ったり来たりできるドアのような意思決定をするということです。そうすることで、常に挑戦できる環境をつくっています。

  • 問題と解決方法を併記する

    • 整理して書くことで 本当に問題に対して解決を行うアプローチになっているか ということが自分自身も確認できる(問題に関して解決方法が矛盾していることもよくある)
  • 影響(インパクト)を書く
    • 上司などにとってはここが重要となる場合が多いと考える
    • 費用対効果の判断材料となる(例:時間も人も多く関わるプロジェクトでは、インパクトも大きくないとやるという判断がしづらい)
    • 「現在抱えている問題点」の部分で書く「なぜ目標を達成する必要があるのか」という事を併記することでより印象づける事ができる(プロジェクトを実施した場合、しなかった場合と比較出来る)

Mac で流れている音を録音しつつ、録音中に流れている音を聞く

既に記事がたくさんあるが結構はまったので自分用のメモ。 詳細は既にある記事を見て頂いた方が良いと思います

やりたいこと

  • Mac で再生されている音を録音したい
  • 録音中に流れている音は聞きたい

参考にさせて頂いたサイト

PC 環境

やったこと

以下メモです。 記載させて頂いたサイトが詳しいです

  • Soundflower をインストールする
  • SystemPreference の output を「Soundflower(2ch)」にする
    • この時に Soundflower(2ch) の音量が0になってしまっていると LadioCast に音が流れないので注意
  • LadioCast をインストールする
  • Input1 を「Soundflow(2ch)」にする
  • (Optional)自分の声も録音したい場合、Input2 でマイクを指定する(動作未確認)
  • MainOutput を「Soundflow(64ch)」にする
  • Aux Output1 で「Built-in output 」など自分が聞きたい音声の出力を選ぶ
  • Youtube などを流してテストする。うまくいけば緑色の線が出るはず。以下、正常に動いてる時の例

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「フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術」を読んだ

読書メモです。 個人的に気になったポイントのみ記載しておりますので、必要において本をご確認下さい。

1 なぜあなたの部下は育ってくれないのか

  • 若い部下が育たないのはあなたのせいではない。 過剰に自分を責めないで下さい 職場環境の変化によって構造として生まれている現象なのです
  • 昔は部下が環境による影響(終身雇用、年功序列etc)で育ちやすかった
  • 中間管理職の難しさは 他社を通じて物事を成し遂げなければならない こと
  • コーチングがもてはやされたが新人にコーチングをしてもしょうがない。ティーチングとコーチングのどちらがが良いかは ケースバイケース
  • フィードバックが部下の成長の鍵を握る
  • フィードバックとは。「1.情報通知:耳の痛いことでも部下のパフォーマンス等に関して情報や結果をちゃんと通知すること」「2.立て直し:部下が事故のパフォーマンスなどを認識し、振り返り、今後の計画を立てる支援を行う」

2 部下育成を支える基礎理論フィードバックの技術 基礎編

  • 「経験軸」と「ピープル軸」で考える
  • 「経験軸」。経験は部下に適切な仕事(研修や講義ではなく)を与えられているか。コムフォートゾーンの仕事は成長しない 。とはいえ難しすぎるパニックゾーンも混乱する。中間のストレッチゾーンが良い
  • ピープル軸。人が成長するのは職場の人との関わり合いを得られた時。教務支援(OJT.教えること)、内省支援(振り返りをして客観的な意見を言う)精神支援(励まして褒める、感情のケアをする)を行う
  • 第1章の振り返り。フィードバックとは「1.情報通知」「.2.立て直し」
  • 部下が自分の行動や結果に向き合うことが大事。これを情報通知で行う
  • フィードバックはフィードバックから始めない。具体的に相手の問題行動の事実を指摘することが必要だから 徹底的に情報収集 が大事。事前に SBI(Situation Behavior Impact) を徹底的に準備する
  • SBIでは客観的な数字が大事。主観や解釈などは排除する
  • フィードバックは相手を尊重して相手の意思をリスペクトするのが前提
  • SBI 取得には 1on1が有効。1on1は頻度が大事であり、高頻度でやる事が重要。隔週など
  • フィードバックの流れ「1.信頼感の確保」、「2.事実通知:鏡のように情報を通知する」、「3.問題行動の腹落とし:対話を通して現状と目標のギャップを意識化させる」、「4.振り返り支援:振り返りによる真因探究、未来の計画づくり」、「5.期待通知:自己効力感を高めて、コミットさせる」
  • 「1.信頼感の確保」最初は雑談から入って信頼確保するなどが一般的
  • 「2.事実通知」では最初に目的を言いつつ、「一緒に改善案を考えよう」という趣旨のことを伝える。なお、事実については 淡々と鏡のようにxxxのように見える(It seems...) と伝える
  • 「3.問題行動の腹落とし」相手はこちらの伝えたことを理解しているか分からない。対話をしながら相手の理解 を得ることが大事
  • 「4.振り返り支援」振り返りを行い、未来の行動計画や目標を作り出す。部下自身に自分の過去・現在の状況を「言葉にさせる」ことを行う(上司が行うのではなく、部下が行う)
  • 「5.期待通知」上司から今後の期待を通知する
  • フィードバックが終わったあとも フォローアップとモニタリング を行う

3 フィードバックの技術 実践編

  • 5つのチェックポイントを確認する
    1. あなたは、相手としっかり向き合っているか
    2. あたなは、ロジカルに事実を通知できているか
    3. あたたは、部下の反応を見ることが出来ているか
    4. あなたは、部下の立て直しをサポートできているか
    5. あなたは、再発予防策を立てているか
  • 重要なトラブルの場合、1on1を待たずすぐに リアルタイムフィードバック(すぐに呼ぶ出して対話) を行う
  • フィードバックする際には「今日はじっくり話しましょう。そのためにはどれだけ時間が掛かっても良い」「2時間でも3時間でも構わない」など上司の覚悟を伝えるのも良い。実際にフィードバックはかなり時間を要する作業である
  • 時間切れでフィードバックが途中で終わるのは 最悪
  • 話を聞くときは話の腰を折らず、まずは全て聞いてその後で反応する。一度相手の話を リピートして「受容する」 と良い
  • 再発予防策 を考えてもらうと良い。本人自ら色んなユースケースの対応策を考えておくことでトラブルの再発防止の役に立つ
  • 繰り返しになるがフィードバック後に 1on1 などで定期的にフォローアップし続ける事も重要
  • Tips:フィードバック前に 予め「脳内予行演習」しておく と落ち着いて話ができる
  • Tips:フィードバック中の内容も記録しておく。その後の 1on1 などでも振り返りができる。議事録を部下に送ってもらう事で相手に理解できているか判断するなども出来る
  • Tips:耳の痛いことを言ったあとに無駄に褒めない
  • Tips:フィードバックは「即時」と「移行期(仕事の役割が変わったときなど)」にこそ行う
  • Tips:フィードバックで沈黙されたときは時空間を変える。別日にするなど
  • Tips:フィードバックがもたらす強烈なストレスと向き合う。睡眠不足にならない、体調管理や息抜きを適宜行うなど
  • Tips:「嫌われるのは仕方ない」 という覚悟を持つ
  • TIps:フィードバックが難しいときもある。 変わらない部下 はいる
  • フィードバック事例"フィードバックでは 決めつけしない ように心がけている。なるべく情報は集めるが本当であるかは分からないので「こういうふうに見える」「こうなんじゃないの」となるべく客観的事実を並べるようにしている

4 タイプ&シュチュエーション別フィードバックQ&A

  • 激昂タイプ:「xxさんはどうすれば良いと思う?」と改善策を聞く
  • 黙り込むタイプ:変にフォローすると刺さらないのでこちらも黙る
  • 上から目線の逆フィードバックタイプ:「もし君が上司ならどすうするの」と意見を求める
  • 言い訳ばかりして「とは言いますけど」タイプ:「他に原因はありますか」とどんどん話してもらい矛盾を探す
  • 根拠なきポジティブ「大丈夫です」タイプ:「なぜなんとかなると思うか」を説明してもらう
  • 話題をすり変える「現実逃避タイプ」:根気よく話を元に戻して何度も同じことを述べる
  • 上司のお前が間違っている!「思い込みタイプ」:部下の日頃の行動を記録して、それを元に具体的に指摘する
  • 何でも他人のせいにする「傍観者」タイプ:「傍観者に見えるよ」と指摘する
  • 自分に都合よく解釈する「まるっとまるめちゃう」タイプ:「言いたいことはそうではない」とはっきり言う
  • お膳立てしても挑戦しない「ノーリスク」タイプ:「挑戦しなくてもいいけど、現状維持は出来ないよ。このままだとこうなるよ」と伝える
  • 過去一定の腕前があった「元○○の神様」タイプ:「立場上、私はこう言わざるを得ないのですが」と前置きして率直に述べる
  • 前評判と違う「他では優秀」タイプ:「郷に入れば郷に従え」とはっきり伝える
  • フィードバック事例:指摘は なるべく具体的に にする。また悪いところだけでなく、良いこと も同じぐらいメモしておく。また、どんなときでもまずは 部下の言い分 をまずは聞くようにする。

5 マネージャー自身も成長する!自己フィードバック・トレーニン

  • フィードバックの上達は 場数
  • フィードバック上達のためには「自分のフィードバックを観察する」、「自分もフィードバックされる」事が重要
  • 模擬フィードバック がおすすめ。上司や同期似協力してもらい、上司と部下役に分かれて仮のフィードバックを行う。なるべく部下役は わざと起こったり言い訳をする と良い。そしてこれを録画してみてみる。その後、反省して改善する
  • フィードバックを受けてないとフィードバックは出来ない
  • アシミレーションしてみる。厳しいフィードバックを受けることができる。特に社外からだと良いフィードバックを得る事が出来る
  • ぬるま湯環境にいるとダメ人間になる。自分でフィードバックを求めよう
  • フィードバック事例。「組織と部下、両方が良くなる」を考える。 「部下が将来、どんなビジョンを描いているのか」を一番重要視 している。また、何度もフィードバックが必要な人には「その姿勢はイエローカード。直さないとレッドカード出すよ」などの警告を行いつつ、根気よくフィードバックする

2人目の子供が生まれたので3ヶ月の育休を取得した

タイトルの通り、2人目の子供が2020年10月に生まれましてそれに伴い2021年1月一杯まで3ヶ月ほど育休を取得したのでその時の事を忘れないようにメモしておきます。 家族などの状況(前提)を記載し、その後、育休に関する自分なりの結論とセルフインタビュー形式で色々経験や思ったことなどを書いていきます。

家族状況(前提)

  • 自分(夫):IT エンジニア。今の職場は2社目で今の職場は4年目
  • 妻:元々働いていたが、一人目の子供が生まれてからは専業主婦
  • 長男:4歳。2020年春から幼稚園の年少さん
  • 次男:0歳。この子が2020年10月に生まれて育休を取ることにしました

育休を取得した事に関する自分なりの結論

  • 育休は取って良かったです
  • 子育ては大変なこともありますが、子供の成長を近くで見れることはとても楽しいです
  • 育休が終わってもこの経験を活かして今後も継続して家族優先で仕事をしていく所存です(仕事場で上司にも言ってますが、自分の中では 家族 >>> 仕事ぐらいの優先度です)

FAQ 形式のセルフインタビュー

概要

  • Q.育休を取ることにしたきっかけは?

    • 長男が生まれた時は妻が実家に里帰りして出産し、2ヶ月ほど妻と妻の両親と一緒に赤ちゃんを育てその後自分達が住む家に戻ってきた、という流れでした
    • しかしながら、家庭などの事情で二人目の子供が生まれる時はそれが出来ない状況でした。また、自分の実家も遠方のため、頼る事が出来ませんでした
    • つまり、私と妻で子供x2(長男+赤ちゃん)の世話をする必要があり、一人目の経験から妻のみの対応(ワンオペ)は非常に厳しい(というか無理)ということで育休を取ることにしました
  • Q.実際に育休をとってみてどうでしたか

    • 自分も取得して良かったですし、妻も取得してくれて良かった、と言ってくれています
    • 自分という意味では一人目は上記の通り、2ヶ月ほどは基本的に妻の実家にいたので毎週会いに行ったものの、お世話もそこまで出来ませんでした。しかし、今回は育休を取って3ヶ月程がっつりお世話をすることができ、毎日の成長を見ることが出来てとても有意義な時間を過ごせたと思います
    • 妻としても料理や家事、赤ちゃんのお世話、長男の送り迎えetcの事を1人ではなく、2人でやることが出来たので負担が減った、との事でした
    • 自分としては赤ちゃんの成長が細かく見れることもとても喜ばしいことでしたが、長男と過ごす時間も増えた事もとても良かったと思います
    • 妻が第2子を出産する前に家庭や出産の関係で自分も2020年度に合計3週間ほどワンオペをした期間がありました。この時の経験としてもちろん育児や家事が大変なのもそうですが、話し相手がいないのはかなり精神的にもきついというのが実体験で分かりました。その意味でも特に精神が不安定になりがちな産後に育児と家事に自分もフルで実施出来たことは有意義だったのではないかと考えています(特に今はコロナウイルスによって人とも話す機会が減っているので)
  • Q.育休期間(3ヶ月)はどのように決めましたか

    • 当時どのような話をしたかもう記憶はないのですが、妻と相談して「とりあえず3ヶ月ぐらい?」という感じで3ヶ月にしました。ただ、実際にやってみてうまくいかなそう(延長する必要がありそう)なら取得期間を伸ばす可能性がある事を予め上司には伝えておいたので必要に応じて期間延長なども考えていました
    • 実際にやってみた所、生まれてから2ヶ月ほどすると生活も安定してきたので今回は予定通り、3ヶ月で復帰することにしました。育児休業給付は育児休業の開始から6か月経過後は50%になってしまうので、もし延長するなら一つの区切りとして次は「6ヶ月」というのは考えていました。 Q7 育児休業給付の受給できる額は、例えば1か月でどの程度もらえるのか、だいたいの金額を教えてください。
  • Q.育休前にやっておいて良かったことはありますか

    • 既に記載したように第2子出産前の2020年に合計3週間ほど長男と私のみで過ごす時間がありました(ワンオペ状態)。その為、事前に一通りの家事などが出来るようになっていたのは今思うと良かったと思います(仕事がある日や休みの日も可能な範囲で家事はしていますが)
    • 上記以外でも仕事の日の夜のお風呂や寝かしつけ、休みの日は基本1日長男と遊んでいて懐いてくれているようなのでその点も良かったと思います
    • 育児休業給付金は振り込まれるまで 育休開始から数ヶ月 掛かります。自分の場合、育休開始後約3ヶ月後の入金でした。その為、最初の数カ月は無給状態で過ごす必要があります。これを踏まえ、余裕を持って預金がある状態にしておけていたのは良かったと思います
      • タイムライン的には以下のような感じでした(2020年当時の参考になります)
        • 2020年10月25日:育児休暇開始
        • 2020年10月25日:10月分の給与振り込みあり
        • 2021年1月22日:1回目の育児休業給付金あり
        • 2021年1月31日:育児休暇終了
        • 2021年N月M日:残りの育児休業給付金振り込み(正確な日時は忘れました)
    • 住民税の振込依頼が2020年11月頃にきたことでお金がそれなりに減りました
  • Q.育休前にやっておけば良かったことはありますか

    • 育児休業給付金には 上限 があることを失念しており、少し焦りました。その他育児休暇に関する制度の概要(特にお金関係)はしっかり確認しておくと良いと思います

会社・仕事

  • Q.会社には育休取得についていつ相談しましたか

    • 妻が安定期に入ってから上司に育休を取得する予定があることと、取得予定の日数などを伝えました。引き継ぎなどの必要があるかもしれないですし、取得の意志があるのであれば上司などには早めに伝えておくと良いと思います
    • 出産前にも妻の定期検診など色々やるべきことがあり、不定期に有給を取っていたのでそのような観点でも早めに家族状況を共有していたことは良かったと思います
    • 幸い、自分の会社及び部署は既に育休を取っている人が何人もいたので会社の手続きなども大きく手間取るなどはありませんでした
  • Q.会社に迷惑が掛かりそうで、育休を取得しづらくなかったですか

    • 既に記載した通り、自分の会社及び部署は既に育休を取っている人が何人もいた事もあり、会社も推奨しているのでそこに関して困ったということはありませんでした
    • 「お金」という意味では育休中に支払われる「育児休業給付」は 会社ではなく、国が支払う ので会社に迷惑を掛けてないですし、その財源の雇用保険はしっかり払っている訳なので問題ないと思っています
    • 「仕事」という意味では自分の部署は「最初から仕事を引き継ぐ可能性がある」という前提で進めているのでその点でも取りやすかったです。実際に育休中に仕事をしたり、仕事の相談されたということはありませんでした。また、仮に「開発部隊(例:ある Web システムを開発するプロジェクトなど)」というような部署だったとしてもある程度事前に相談し、引き継ぎ準備をしておくことで取得は可能だと思います。どうしても取れない状況だとするとそもそも仕事の進め方がリスキーすぎるのでそちらを変えたほうが良いと思います
  • Q.数ヶ月仕事から離れてしまうことについて不安はなかったですか

    • 今の仕事は数年やっていることもあり「まあなんとかなるでしょ」というぐらいであまり不安はありませんでした
    • 一応スマホでメール・チャットなどは可能な範囲で見てましたが、返信が必要というのは数回程度でした
    • (実際に仕事復帰して1週間経過した状況を追記)問題なく復帰して仕事が出来ています。「PC を長時間見る」というのは数ヶ月やってなかったので少し目の疲れなどはありますが、仕事中に適宜休憩するなどすれば問題ないでしょう。また、職場にも恵まれており、上司・同僚が「おかえりなさい」とチャットなどで言ってくれ、暖かく迎えてくれたのはとても嬉しかったです。
  • Q.仕事という点で育休を取ることのメリットはありますか

    • 仕事を数ヶ月しないので落ち着いて自分の将来ややりたいこと、今後何について優先してやっていくかなどを考える良い機会になりました
    • 自分がいなくても案外なんとかなる というのがよく分かって良かったです(結構大切なことだと思います)
    • 実績を作ることで同僚が育休を より 取りやすくなると思います

生活

  • Q.育休中はどんな事をしていましたか

    • 家事、料理、赤ちゃんのお世話、長男の送り迎えetc 基本的に何でもやってました
    • 特に分担はせず、それぞれ気づいた事をやるという感じでやっていました。割と体力が必要な長男の世話(送り迎えや公園に行ったり一緒に遊ぶ)などは自分がやることが多かったとは思います
    • 基本的に子供x2のお世話にリソースを割かれるので料理はサボる時はサボる(冷凍食品を使う、どっかで買ってくる etc)、家事も機械に任せる(食洗機、洗濯乾燥機 etc)などして睡眠時間の確保などを優先しました
    • こちらの記事でも使ったものやサービスなどをまとめています。育児(現在4歳)をしている中で買って良かった物・使って良かったサービスなどをまとめる
  • 何が大変でしたか

    • 夜のミルクによる睡眠不足
      • 赤ちゃんが夜に何回も起きてミルクをあげなければいけない、というのは分かっていましたがやはりとても大変でした。一人目が生まれてから4年ほどたっており、自分も妻も歳を取っているのもあり、昔より体にこたえる、という印象でした
    • 並行して対応が必要な長男の世話
      • 1人目の時は赤ちゃんが寝ている間は休む余裕がありました。しかし、2人目となるとそうもいきません。自分の家族の場合、長男が幼稚園から帰ってくると赤ちゃんが寝てても長男と遊ぶなどの必要があり、大変でした(4歳は1人で遊ぶこともありますがかなり稀で基本的には一緒に遊んで〜と言われます)
      • 途中、幼稚園が3週間の冬休みに入り、その期間は常に長男がいる状態なので妻も自分も本当に自分の時間がほぼない状態でかなり大変な印象でした。育休が終わっても幼稚園が長期休暇のタイイングで自分もなるべく有給消化をしようと考えています
    • 新型コロナウイルスの影響
      • 新型コロナウイルスの影響や関連する緊急事態宣言により、デパートへの買い物や両親や友人との交流もできず、ストレス発散が難しい状況でした
      • 買い物は可能な範囲で通販などを利用し、両親との連絡は予め送っておいた iPad を利用して実施しました
  • Q,育休中にスキルアップして資格などを取りたいです

    • 人によりそうですが、自分はしませんでした
    • 赤ちゃんは深夜に何回も起きてミルクをあげるなどの必要があるので基本的に頭がボーッとして眠い状況です。その状態で勉強しても頭にあまり入らないですし、無理をすると睡眠不足で体調を崩します。体調を崩すと子供の世話ができなくなり、パートナーに迷惑を掛けることになります。育休中ということで一番優先すべきことは 育児 であり、自分は睡眠時間を削るなどの無理はしないようにしていました
    • 「PC を使う」というような時間はあまりないのですが、隙間時間にスマホを使うなどは出来るのでスマホで読書(Kindleなど)、ブログや技術記事の閲覧、技術系 Podcast を聞くなどは出来ました
    • 子供が一人増えた訳なので上記以外では隙間時間に保険の見直しやお金に関しての整理などは実施しており、これはとても有意義だったと思います
    • 子供が3ヶ月過ぎたぐらいから夜にまとめて寝てくれるようになりました。その為、育休の期間や子供の成長に応じて可能な範囲で無理せず勉強する、というのは良いと思います

「新 コーチングが人を活かす」を読んだ

新 コーチングが人を活かす

新 コーチングが人を活かす

読書メモです。 自分用メモであり、気になったポイントを備忘録として残しています。

はじめに

  • コーチングは相手の発見をうながしていくアプローチ

LESSON1 相手と自分の発見を促す

  • コーチングは 一緒に何かを探索すること。一緒に考える事が大事
  • 大きい質問が答えられない場合、小さい質問で相手の意識を鳴らす
  • コーチングは「なぜ」の代わりに 「なに」 を使うことを提案する。「なに」を使ったほうが内側にあるものを発見しやすい(なぜ、は攻撃しているように受け止められ、回答する側が構える可能性がある)
  • 質問の答えは 相手が見つける事ができると信じてこちらは信頼を持って待つ
  • 不満がある場合、提案に変える
  • 究極の質問(ギリギリの状態)を引き出して考える。例:1ヶ月でなく、1週間でAをしなければいけないとするとどうすればいい?

LESSON2 相手と信頼関係を築く

  • コーチングの基本は「安心感で人を動かす」である。「同じ言葉を繰り返す」は相手の意見に賛成することではない。 相手がそういう状態にあることを認める ことである。例:Aさん「やだ」Bさん「やだよね」Aさん「帰りたい」Bさん「帰りたいよね」
  • 正直に自分の気持を話す。「それに対する自分の気持ちを挟み込む」例:「いいですねぇ。僕も嬉しくなります」
  • 相手の強みを活かす。 全員が同じタイプではないし、強みも違う
  • 「I」の立場で褒める。自分はこう思った、ということで褒める 例:君が頑張っているのを見ると僕もやる気が出るよ

LESSON3 目標達成に目を向ける

  • 視点を変えることで夢に気づかせる。例:「10年後、どうなっていたい?」

LESSON4 視点・切り口を変える

  • 枕詞 で緊張を緩和する。例:「ちょっと言いにくいけど行っても良い?」「これは私の考えだけど」「一つの可能性として」

LESSON5 主体的な行動を促す

  • 相手をフォローしサポートし続ける。 最後までフォローする。出来なかった場合、なぜ出来なかったか解明し、対応する
  • 失敗する権利を与える 。失敗する権利がないと挑戦できない
  • 承認し続ける 。小さなことでも知っている、気づいている、見ているということを言葉で表す

LESSON6 コーチングの達人に向けて

  • 異論反論を大切にする
  • お互いの違いを愛する 自分は A をこう見ていたが、他の人はそう見ていたか、ということを理解して新しい洞察を手にすることを目指す。

「人生100年時代の年金戦略 」を読んだ

読書メモです。

年金について自分はあまり良くわかってなかったので読んでみました。 自分が気にしたほうが良いことや・気になったポイントのみ記載していますので以下について割愛しています。

  • 自営業の部分(現時点で自営業をする予定がない)
  • 細かい計算などについて(自分が受け取る歳の近くになったら再度その時の制度を確認して計算などしてみる)
  • 第3章「運用で確実に増やす-個人型・企業型 DC 徹底活用」の部分(知っている事が多い)

詳細は本を読んでご確認下さい。 また、本出版時の情報であると思われ、現時点で同じ状況かは分からない為、都度最新情報をご確認頂いた方が良いかと思います。

序章 「年金をいくらもらえるか」は自分の選択次第

  • 2050年には2人に一人が生き残っている年齢は男性は87歳、女性93歳まで伸びると言われており、人生100年時代はもう目前
  • 公的年金終身 で貰え、物価が上がればある程度受給額も上がる。こうした仕組みは民間の保険では作れない
  • 怪我や病気になった時の 障害年金 や死亡時に遺族に支払われる 遺族年金 も備えた 人生のリスクに対するフルパック保険
  • 金保険は「積み立て方式」ではなく、今の現役世代が払った保険料が今の受給世代の年金として支給される 「仕送り方式(賦課方式」
  • 現役世代の全員が加入する国民(基礎)年金の給付のうち税金で補う比率も以前は1/3だったが今は1/2にするなど長寿化に対する対策はとっている
  • 年金は現役世代に全員加入する 国民年金(受給時は基礎年金) と会社員などを対象にした上乗せの 厚生年金 の2階建て
  • 自営業、短時間労働者、専業主婦は国民年金のみとなる
  • 長寿化に対する対策をしている人が増えている
    • 金額を増やせる繰り下げ受給者の増加
    • 定年後男性の厚生年金加入率の増加
    • パート主婦の厚生年金加入の動き
    • iDeco の増加
  • 厚生年金加入は2016年の法改正で501人以上の企業では週20時間以上に変わったのでパートでも加入可能

第1章 年金は人生のリスクに備えるお得な総合保険

  • 年金は金融商品ではなく 保険
  • 「老年リスク=長生きによる老後資金の途絶え」、「障害リスク=病気や怪我で働けないこと」、「死亡のリスク=遺族の生活を守る」というリスクを守る仕組み
  • インフレリスクにもある程度対応できる
  • 国民保険加入者は3タイプ「1.自営業や無職、フリーランスなどの第1号被保険者」、「2.会社員や公務員などの第2号被保険者」、「第2号の妻の専業主婦などの第2号被保険者」
  • 厚生年金保険料(会社員など)は 事業主との折半 で払っているのでお得
  • 自分の年金受給額は毎年の誕生部月に送られてくる ねんきん定期便 で分かる
  • 金保険料は 上限 があり、月の収入が60万5000円以上の場合、一律
  • ねんきんネット を使うことで詳細な自分の年金額を見ることが出来る
  • 国民年金の半分は税金 で、厚生年金保険料の半分は事業主
  • 老齢年金 をもらうには10年以上の加入が必要。ただし加入期間が短ければ受給額も当然少ない

第2章 公的年金、フル活用のための実践術

  • 民間金融商品を選ぶ場合、それに 似た仕組みの公的制度(公的年金や公的医療保険)などを見てどうしても不足と思った時だけ 民間商品を選ぶ。ただし、通常は民間の商品は通常は公的な仕組みよりも 割高

繰り下げ受給は老後の大きな安心材料

  • 年金繰り下げは年金請求書が送られるのでそこで請求しなければ繰り下げになる(本の執筆当時なので該当タイミングで要確認)。つまり 事前にいつから受給開始するかは決めておく必要がなく、何らかの事情で受給が必要となった時に手続きすれば良い
  • 年金繰り下げは「基礎年金のみ繰り下げ」、「厚生年金のみ繰り下げ」、「両方繰り下げ」が出来る
  • 繰り下げ受給をしてその後に受給開始申請をした場合、増額分の金額を一括でもらうことも出来る。ただしこの場合、増額分の権利はなくなる
  • 「繰り下げが得か」の細かい損益分岐点の計算は面倒。保険と思う方が楽で可能な範囲で繰り下げすると良い(いつ死ぬかは分からない)

70歳まで厚生年金加入で働くと年金は大幅増

  • 70歳まで厚生年金加入で働ければ年金は大幅増

パート主婦は「壁を越えよう」

  • パート主婦などの短時間労働者も最近は厚生年金加入者が増えている。直近の手取りは少なくなるが、厚生年金は事業主が半分払ってくれるからだと思われる

遺族年金は家族の形で大差

  • 遺族年金(死亡したときに払われる年金)は家族の形で変わる。例えばなくなった人が夫で会社員かつ子供が入るならば「遺族基礎年金」及び「遺族厚生年金」の両方が対象
  • 「会社員の夫の遺族年金の多さを説明すると生命保険が過剰だと気づき、減額する方も多い」という社会保険労務士の方のご意見もあった

障害年金の知識があなたを守る

  • 障害年金請求漏れ も多い。 目や手足の障害だけでなく、うつ病、糖尿病、がんなども対象
  • 遡って受け取れるのは原則5年
  • 障害年金申請時にに困った場合などは必要に応じてプロの 社会保険労務士 の方に相談するのもあり(難しいので)