タイトルの通り、2人目の子供が2020年10月に生まれましてそれに伴い2021年1月一杯まで3ヶ月ほど育休を取得したのでその時の事を忘れないようにメモしておきます。 家族などの状況(前提)を記載し、その後、育休に関する自分なりの結論とセルフインタビュー形式で色々経験や思ったことなどを書いていきます。
家族状況(前提)
- 自分(夫):IT エンジニア。今の職場は2社目で今の職場は4年目
- 妻:元々働いていたが、一人目の子供が生まれてからは専業主婦
- 長男:4歳。2020年春から幼稚園の年少さん
- 次男:0歳。この子が2020年10月に生まれて育休を取ることにしました
育休を取得した事に関する自分なりの結論
- 育休は取って良かったです
- 子育ては大変なこともありますが、子供の成長を近くで見れることはとても楽しいです
- 育休が終わってもこの経験を活かして今後も継続して家族優先で仕事をしていく所存です(仕事場で上司にも言ってますが、自分の中では 家族 >>> 仕事ぐらいの優先度です)
FAQ 形式のセルフインタビュー
概要
Q.育休を取ることにしたきっかけは?
- 長男が生まれた時は妻が実家に里帰りして出産し、2ヶ月ほど妻と妻の両親と一緒に赤ちゃんを育てその後自分達が住む家に戻ってきた、という流れでした
- しかしながら、家庭などの事情で二人目の子供が生まれる時はそれが出来ない状況でした。また、自分の実家も遠方のため、頼る事が出来ませんでした
- つまり、私と妻で子供x2(長男+赤ちゃん)の世話をする必要があり、一人目の経験から妻のみの対応(ワンオペ)は非常に厳しい(というか無理)ということで育休を取ることにしました
Q.実際に育休をとってみてどうでしたか
- 自分も取得して良かったですし、妻も取得してくれて良かった、と言ってくれています
- 自分という意味では一人目は上記の通り、2ヶ月ほどは基本的に妻の実家にいたので毎週会いに行ったものの、お世話もそこまで出来ませんでした。しかし、今回は育休を取って3ヶ月程がっつりお世話をすることができ、毎日の成長を見ることが出来てとても有意義な時間を過ごせたと思います
- 妻としても料理や家事、赤ちゃんのお世話、長男の送り迎えetcの事を1人ではなく、2人でやることが出来たので負担が減った、との事でした
- 自分としては赤ちゃんの成長が細かく見れることもとても喜ばしいことでしたが、長男と過ごす時間も増えた事もとても良かったと思います
- 妻が第2子を出産する前に家庭や出産の関係で自分も2020年度に合計3週間ほどワンオペをした期間がありました。この時の経験としてもちろん育児や家事が大変なのもそうですが、話し相手がいないのはかなり精神的にもきついというのが実体験で分かりました。その意味でも特に精神が不安定になりがちな産後に育児と家事に自分もフルで実施出来たことは有意義だったのではないかと考えています(特に今はコロナウイルスによって人とも話す機会が減っているので)
Q.育休期間(3ヶ月)はどのように決めましたか
- 当時どのような話をしたかもう記憶はないのですが、妻と相談して「とりあえず3ヶ月ぐらい?」という感じで3ヶ月にしました。ただ、実際にやってみてうまくいかなそう(延長する必要がありそう)なら取得期間を伸ばす可能性がある事を予め上司には伝えておいたので必要に応じて期間延長なども考えていました
- 実際にやってみた所、生まれてから2ヶ月ほどすると生活も安定してきたので今回は予定通り、3ヶ月で復帰することにしました。育児休業給付は育児休業の開始から6か月経過後は50%になってしまうので、もし延長するなら一つの区切りとして次は「6ヶ月」というのは考えていました。 Q7 育児休業給付の受給できる額は、例えば1か月でどの程度もらえるのか、だいたいの金額を教えてください。
Q.育休前にやっておいて良かったことはありますか
- 既に記載したように第2子出産前の2020年に合計3週間ほど長男と私のみで過ごす時間がありました(ワンオペ状態)。その為、事前に一通りの家事などが出来るようになっていたのは今思うと良かったと思います(仕事がある日や休みの日も可能な範囲で家事はしていますが)
- 上記以外でも仕事の日の夜のお風呂や寝かしつけ、休みの日は基本1日長男と遊んでいて懐いてくれているようなのでその点も良かったと思います
- 育児休業給付金は振り込まれるまで 育休開始から数ヶ月 掛かります。自分の場合、育休開始後約3ヶ月後の入金でした。その為、最初の数カ月は無給状態で過ごす必要があります。これを踏まえ、余裕を持って預金がある状態にしておけていたのは良かったと思います
- 住民税の振込依頼が2020年11月頃にきたことでお金がそれなりに減りました
Q.育休前にやっておけば良かったことはありますか
- 育児休業給付金には 上限 があることを失念しており、少し焦りました。その他育児休暇に関する制度の概要(特にお金関係)はしっかり確認しておくと良いと思います
会社・仕事
Q.会社には育休取得についていつ相談しましたか
- 妻が安定期に入ってから上司に育休を取得する予定があることと、取得予定の日数などを伝えました。引き継ぎなどの必要があるかもしれないですし、取得の意志があるのであれば上司などには早めに伝えておくと良いと思います
- 出産前にも妻の定期検診など色々やるべきことがあり、不定期に有給を取っていたのでそのような観点でも早めに家族状況を共有していたことは良かったと思います
- 幸い、自分の会社及び部署は既に育休を取っている人が何人もいたので会社の手続きなども大きく手間取るなどはありませんでした
Q.会社に迷惑が掛かりそうで、育休を取得しづらくなかったですか
- 既に記載した通り、自分の会社及び部署は既に育休を取っている人が何人もいた事もあり、会社も推奨しているのでそこに関して困ったということはありませんでした
- 「お金」という意味では育休中に支払われる「育児休業給付」は 会社ではなく、国が支払う ので会社に迷惑を掛けてないですし、その財源の雇用保険はしっかり払っている訳なので問題ないと思っています
- 「仕事」という意味では自分の部署は「最初から仕事を引き継ぐ可能性がある」という前提で進めているのでその点でも取りやすかったです。実際に育休中に仕事をしたり、仕事の相談されたということはありませんでした。また、仮に「開発部隊(例:ある Web システムを開発するプロジェクトなど)」というような部署だったとしてもある程度事前に相談し、引き継ぎ準備をしておくことで取得は可能だと思います。どうしても取れない状況だとするとそもそも仕事の進め方がリスキーすぎるのでそちらを変えたほうが良いと思います
Q.数ヶ月仕事から離れてしまうことについて不安はなかったですか
- 今の仕事は数年やっていることもあり「まあなんとかなるでしょ」というぐらいであまり不安はありませんでした
- 一応スマホでメール・チャットなどは可能な範囲で見てましたが、返信が必要というのは数回程度でした
- (実際に仕事復帰して1週間経過した状況を追記)問題なく復帰して仕事が出来ています。「PC を長時間見る」というのは数ヶ月やってなかったので少し目の疲れなどはありますが、仕事中に適宜休憩するなどすれば問題ないでしょう。また、職場にも恵まれており、上司・同僚が「おかえりなさい」とチャットなどで言ってくれ、暖かく迎えてくれたのはとても嬉しかったです。
Q.仕事という点で育休を取ることのメリットはありますか
- 仕事を数ヶ月しないので落ち着いて自分の将来ややりたいこと、今後何について優先してやっていくかなどを考える良い機会になりました
- 自分がいなくても案外なんとかなる というのがよく分かって良かったです(結構大切なことだと思います)
- 実績を作ることで同僚が育休を より 取りやすくなると思います
生活
Q.育休中はどんな事をしていましたか
- 家事、料理、赤ちゃんのお世話、長男の送り迎えetc 基本的に何でもやってました
- 特に分担はせず、それぞれ気づいた事をやるという感じでやっていました。割と体力が必要な長男の世話(送り迎えや公園に行ったり一緒に遊ぶ)などは自分がやることが多かったとは思います
- 基本的に子供x2のお世話にリソースを割かれるので料理はサボる時はサボる(冷凍食品を使う、どっかで買ってくる etc)、家事も機械に任せる(食洗機、洗濯乾燥機 etc)などして睡眠時間の確保などを優先しました
- こちらの記事でも使ったものやサービスなどをまとめています。育児(現在4歳)をしている中で買って良かった物・使って良かったサービスなどをまとめる
何が大変でしたか
- 夜のミルクによる睡眠不足
- 赤ちゃんが夜に何回も起きてミルクをあげなければいけない、というのは分かっていましたがやはりとても大変でした。一人目が生まれてから4年ほどたっており、自分も妻も歳を取っているのもあり、昔より体にこたえる、という印象でした
- 並行して対応が必要な長男の世話
- 1人目の時は赤ちゃんが寝ている間は休む余裕がありました。しかし、2人目となるとそうもいきません。自分の家族の場合、長男が幼稚園から帰ってくると赤ちゃんが寝てても長男と遊ぶなどの必要があり、大変でした(4歳は1人で遊ぶこともありますがかなり稀で基本的には一緒に遊んで〜と言われます)
- 途中、幼稚園が3週間の冬休みに入り、その期間は常に長男がいる状態なので妻も自分も本当に自分の時間がほぼない状態でかなり大変な印象でした。育休が終わっても幼稚園が長期休暇のタイイングで自分もなるべく有給消化をしようと考えています
- 新型コロナウイルスの影響
- 夜のミルクによる睡眠不足
Q,育休中にスキルアップして資格などを取りたいです
- 人によりそうですが、自分はしませんでした
- 赤ちゃんは深夜に何回も起きてミルクをあげるなどの必要があるので基本的に頭がボーッとして眠い状況です。その状態で勉強しても頭にあまり入らないですし、無理をすると睡眠不足で体調を崩します。体調を崩すと子供の世話ができなくなり、パートナーに迷惑を掛けることになります。育休中ということで一番優先すべきことは 育児 であり、自分は睡眠時間を削るなどの無理はしないようにしていました
- 「PC を使う」というような時間はあまりないのですが、隙間時間にスマホを使うなどは出来るのでスマホで読書(Kindleなど)、ブログや技術記事の閲覧、技術系 Podcast を聞くなどは出来ました
- 子供が一人増えた訳なので上記以外では隙間時間に保険の見直しやお金に関しての整理などは実施しており、これはとても有意義だったと思います
- 子供が3ヶ月過ぎたぐらいから夜にまとめて寝てくれるようになりました。その為、育休の期間や子供の成長に応じて可能な範囲で無理せず勉強する、というのは良いと思います