toshihirock’s diary

IT エンジニアをしている toshihirock のはてなブログです

「心理的安全性のつくりかた」を読んだ

読書メモです。 自分で良かった・気になったポイントのみ記載していますので詳細は本を読んでご確認下さい

はじめに

  • 心理的安全性 とは「率直な意見、素朴な質問、違和感の指摘が、いつでも、誰もが気兼ねなく言える」こと

第1章 チームの心理的安全性

  • チームの心理的安全性 とはチームの中で対人関係のリスクを取っても大丈夫だ、チームメンバーに共有されていること
  • 心理的に安全なことは ぬるい職場 ではない
  • 日本組織では「1.話しやすさ」「2.助け合い」、「3.挑戦」、「4.新奇歓迎」の4点が大事

第2章 リーダーシップとしての心理的柔軟性

  • 細かな日々の1つ1つの出来事は反応が重要.これがカルチャーを作る
  • 「変えられないものを受け入れる」事が大事(例えば既に起きてしまった事故については変えれないので対策を考えることにフォーカスする)
  • 問題報告があったときはまずは質に関わらず、 報告してくれた行動 についてまずは褒めることで話しやすい環境になる
  • 「自分で一人では対応できない時に声を上げる」「トラブルを楽しむ」事で助け合いの環境を作る
  • 挑戦自体を褒め歓迎し、失敗も歓迎することでチームメンバーの挑戦を促す
  • 個性を歓迎し、強みに応じて役割を与えることも大切
  • 「大切なこと」「大切にしたいこと」は言葉にすることが重要
  • 「思考=現実」に気づいて思考と現実を切り分ける.また「考え自体が正しいか正しくないかはあまり重要視しない」
  • 「嫌な気持ち」は コントロールすることを諦めて受け入れる ことが大事
  • 「大切なこと」を明確化することで向かっていきたい方向を指し示すコンパスとする
  • 「物語としての私」から「観察者の私」に変わる.自分が「無知、無能、邪魔、否定的」と思われるリスクを恐れない
  • 自分の思考などを他人の思考を見るように俯瞰的に見ることが大切

第3章 行動分析で作る心理的安全性

  • 「きっかけ->行動->みかえり」フレームワーク
  • あなたの「行動」は相手の「きっかけ」や「みかえり」である.例えば何か行動をして褒められた場合、再度同じ行動をしようとする
  • 叱られる「みかえり」は行動の抑制に有効ではない.嫌子による行動の弱体化は一時的なものになりがち
  • 相手をよく見てみかえりを提示する事が大事.例:トラブル報告をすぐしてくれた時に「すぐに教えてくれてありがとう」と伝える
  • 相手にフィードバックする時は 「私はこう見えた・感じた」 と伝える方法が有効
  • 「トラブルを起こしたら自分で解決しないといけない」と考えているメンバーも居る.その場合、シンプルに「困ったことがあったら自分も一緒に問題を解決したいので報告して」と直接言うことも有効
  • なぜ、どうして という質問はネガティブなものが多い.質問を変えると良い
    • 「なぜそうしたの」->「どこで何が起きたのか説明できますか」
    • 「なぜこの優先順位なの」->「何が大切と考えてこれを最初に実行しましたか」
    • 「なぜ失注したんだろう」->「営業プロセスのどこを改善すると打率が改善思想ですかね?」
  • 範囲を限定し、工夫・改善を依頼する 広く「何でも良いからいいアイディアがあれば言ってください」と言っても良いアイディアは生まれない
  • 「プロンプトを使ってスキルを育成する」。ただし、強いプロンプトは手間が掛かるので少しずつ弱いプロンプトに移行していき、最終的にプロンプトはなくなるようにするのが望ましい

第4章 言葉で高める心理的安全性

  • 「言われた通り行動する」ではなく、「たしかにそうやな行動(みかえりによって行動する」、「そんな帰してきた行動」を取ってもらうようにする

第5章 心理的安全性導入アイディア集

  • 感謝から始める 事が大事.感謝は言いやすい言葉
  • 「感謝」は 「あなたが素晴らしい」、ではなく、「私が助かった」という自分を主語にしたメッセージ が良い
  • のび太 を上げる.自己開示してどんどん助けてもらう. 相手より、1枚薄く鎧を着る ことも大切
  • 朝礼や会議の場で「心理的安全」を宣言するのも有効
  • 報告をするきっかけを作る.例:日報のフォーマットを変えて気軽に相談できるようにする