toshihirock’s diary

IT エンジニアをしている toshihirock のはてなブログです

DMM いろいろレンタルでデジカメ(PowerShot SX60 HS)と3脚借りてみた

DMM いろいろレンタルを利用してデジカメ及び3脚を借りた時の主に自分用メモを書きます。

借りるまで

  • 目的は子供の運動会撮影で、ズームに強いデジカメを使ってみたかった
  • 当日まで時間がなく、何が良いかも分からなかったのでレンタルを選ぶことにした
  • デジカメはズームに強いという PowerShot SX60 HSを借りてみた。なお SD カードは自分で用意する必要があるので注意
  • 使ったことがなかったがついでに3脚も借りてみた。セットで借りると安くなる SLIK スリック スタンドポッドGXというのを借りてみた

商品到着

  • ダンボールに入って商品が到着
  • 返却用宛名用紙(送り状)も入っていたので返却時には商品をダンボールに戻してガムテープを貼って送り状を貼れば良い
  • 近くに佐川の営業所がないため、Web から集荷依頼を実施。返却日の17時までに集荷してもらう必要があるようなので注意
  • 佐川の集荷依頼 Web サイトでは予め返却用宛名用紙(送り状)がある場合の想定がなく、住所入力が必須だった。返却先住所はサイトに書いてあったものを利用 いろいろレンタル商品の返却用宛名用紙(送り状)を紛失した/入っていなかった
  • 当日使えるか心配だったので前日及び当日朝に試し撮りなどを行ってみた。既に別のキャノン製デジカメを持っており、操作はそこまで難しくなかった

撮影当日

  • ズーム機能は素晴らしく遠くにいる子供の姿もバッチリ撮影することが出来た
  • 3脚も初めて使ったが、すごく良かった。重いでデジカメをずっと持つ必要もなく、手ブレもしないのが良い

返却まで

  • 帰ってきて SD カードを抜いて写真があることを確認後、返却準備
  • Web 集荷でお願いした時間帯で集荷に来てくれたので無事成功
  • 商品が DMM いろいろレンタルに到着したタイミングで「無事到着しました」というメールが来た

その他感想など

  • レンタルサービスを初めて使ってみたが、特に大きな問題なく使うことが出来た
  • コロナという状況もあり家電量販店に行くのも大変なのでレンタルは有益
  • レンタル価格は非常に安い、ということではないので何回も使うなら買ったほうが良いかも知れない。ただし、レンタルの方が購入よりは安いので気軽に試せるのが良い。今回の場合、3脚が便利というのが分かって良かった
  • 運動会のようなイベントでなくても3脚が便利というのが分かった。例えば誕生日やイベントの際に家族写真を撮りたいという事がよくあるが、この場合に中々良い方法がない。このような場合にも3脚は非常に便利ということが分かり、別途購入を検討

RSU を指値注文で売ってみた話

RSU(Restricted Stock Unitsを売る際に以下が選べました。

  • 成行注文(マーケットの現在値で売却。基本的にすぐに約定される)
  • 指値注文(指定した価格よりよい条件でのみ売却。条件が揃わないと約定されない)

「指値注文」「成行注文」をどう使い分けるべき?「売り時」がポイント

今まで(というか1回目)は「成行注文」で売ったのですが、今回は「指値注文」で売ったのでその話をメモしたいと思います。

なお、投資は自己責任 でお願いいたします。

指値注文の指定方法

もしかするとそれぞれの会社などで多少違うかもしれませんが、自分の場合、以下を指定しました。

  • いつまで有効な条件なのか(例:2021年11月15日までなど)
  • 何株を売るのか(例:10株)
  • 希望する1株あたりの値段(例:1000$)

実際に指定した内容と結果

今回、「可能な限り売りたい」と思っていたので以下のようにしました。

  • いつまで有効な条件なのか:自社株のため、売買取引ができる期間が決まっている。その為、その期間が終わる1週間前
  • 何株を売るのか:10株
  • 希望する1株あたりの値段:過去1ヶ月の最高額

実際にどうだったか、というとありがたいことに指値注文をして1週間ほどで株価が上がり、約定となりました。 一方、その後もっと高くなるという可能性も当然ありますし、このまま値段が上がらない、という可能性もありました。 今回は「可能な限り売りたい」と思っていたので、このまま約定しない場合には最後の1週間で「成行注文」を想定していました。

実際にやってみた感想

初めて「指値注文」をしててみたということもあり、少しドキドキしましたが、無事完了できてよかったと思います。 値段については色々考え方がありそうですが自分は「株価がどうなるかはわからないし予想はできない」と思っているので、「希望する価格は機械的に決める」方針が良いと考えました。 「ベストが何か」はもちろん分かりませんが、機械化して決めておくことで迷うことなく、ただ機械的に当てはめるだけ、で気持ちが楽になるのではないか、と思います。(今後こうなると予想して値段を決めると外れた時に悔しい気持ちになりそう)

あと「指値注文」の場合、「期間が長いほうが有利」と思いました。 極端ですが、以下のように考えられます。

  • 1ヶ月以内に売りたい:「指値注文」で約定しない場合、「成行注文」するしかないのであまり強気な希望価格ができない
  • 1年以内に売りたい:最初の半年はやや強めの設定、後半はそれなり、最後の1ヶ月はやや現実的な希望価格、といったように変動させることが出来る

どうしても期間が短いと選べる選択肢が少なくなってしまう、というのは感じました。

今後やろうと思っていること

自分の場合、ポートフォリオの確認は年1回のみとしており、そのタイミングでいくら程度 RSU を売ろうか、というのは決めています。 その為、以下でやってみようかと思っています。

  • 売買可能なタイミングで 機械的に決めた 値段を「指値注文」で設定する
  • 値段は基本的に変えないし、株価は特に見ない
  • 指値注文」で売れない場合、「成行注文」で自分の都合の良いタイミングで売る(ポートフォリオを守るほうが大事)

自分は投資には興味がないので上記運用を守りつつ、時間を掛けずにやってみたいと思います。

また、時間のある時に以下のブログなどを参考にさせて頂き、必要に応じて戦略などは 年単位 で必要に応じて再検討してみたいと思います。

RSUを部分的に売る作戦

仕事で英語を書く時に使うフレーズをメモしておく

徐々に拡充していきたいがまずはざっと作ってみる ネイティブの人が使っていて良いなと思ったものや、自分もよく使うな、みたいなのをメモしつつ、追記していきたい なお、英語が得意なわけではないのでニュアンスや用法など間違っている可能性があることはご了承ください。

文法

  • Thank you for doing something

    • 会話、文章の書き出しはだいたいこの形で書くことが多い。自分は英語が得意ではなく、多少キツイ表現になっている部分がかもしれないのでとりあえず連絡してくれたことや何らかの情報提供について感謝する、ということをしている
  • I believe that ....

    • 多分この事象・問題に該当するんじゃないかな、というニュアンスの時に使う
  • It is possible that ....

    • 同じく多分この事象・問題に該当するんじゃないかな、というニュアンスの時に使う。I believe that と比較して、こっちの方がやや可能性が低い時に自分は使う
  • I'm not sure that ... but I think that ...

    • 確証は持てないけど多分こうなんじゃないかと私は思う、みたいな時に使う
  • The issue seems to be related to xxxxx

    • この問題(issue)は xxx に関係あると思われる、という時に使う(xxxx には Github issue など)
    • issue としている部分は behavior とか色々な単語に変えても使えそう
  • Below is my analysis on wh節

    • Below is my analysis on why SVとか で「なぜ SV が起きたのか分析結果」みたいな時に使って以降でリスト形式で分析した結果など箇条書きで記載する。analysis の部分を investigation とかにしても良さそう
  • be aware of A/that

    • 何とかについて認識しています、気づいています、という感じで使う
  • I would suggest that ...

    • こうして欲しいみたいな時に使う
  • I understand that ....

    • こういう風に私は理解してるよ、という感じで使う
  • (Please)Correct me if I’m wrong

    • I understand that から想定していることを書いて、その文の最後で「...と思っているけど違っていたら教えて下さい」という感じでセットで使うことが多い
  • In my opinion, .../I think that ...

    • 私個人としては、私は~と思う、というニュアンスで使う
  • This means that ...

    • この文章の前の行に何かが書いてあり、これはこういう意味ですよ、という時に使う
  • I worry about .../I worry that SV

    • 何か問題や懸念がある時に使う
  • It makes sense(to me)/That makes sense

    • 質問して回答が得られて、なるほど、理解しました、というような時などに使う
  • According to V

    • According to the documentation という感じでドキュメントによるとという感じで使う。documentation には Github issue など特定の何か関係する単語が入る
  • The documentation says that ....

    • ドキュメントには「...」ということが書いてある、という感じで記載する
  • Based on the investigation result as described above, I think that (sentence)

    • 上記に記載した調査結果に基づき、(sentence) と考えていますという感じで使う
  • Please refer my previous comment/related link e.g.

    • 詳細は何々を見てくてくださいという感じの時に使う(前回のコメント、関連するリンクなどなど)
  • The reason (why) ~ is because ….

    • 問題が起きた理由はこうだから、みたいな時に使う。例 The reason why the application was slow is because it had a bug to use a lot of CPU resources.
  • Please make sure that ...

    • 何かを確認して欲しい時などに使う(設定が正しいことを〜とか)
    • ensure that ... という文章を見ることもあるが、make sure より堅い・より確実にという意味らしいので自分が使うことはあまりない(訳す時に見ることはある)
  • Please let me know if you have any questions/If you have any questions, please ....

    • 最後にとりあえず付ける事が多い

単語・熟語

  • on my end

    • 私の方では〜
    • I replicated the scenario of my end というように書いて、「手元(自分の環境)では再現したよ」みたいな用途で使う
  • on 日付/at 時間

    • 事象が発生した日時は非常に重要な情報であることが多いので日付及び時間は書くことが多い
  • occur/happen

    • 問題が起きたみたいな時使う動詞。調べてみたがあまり使い分けは分からず
  • describe

    • 例えば、この挙動はドキュメントに説明されている、という時に This behavior is described in the documentation. みたいな感じで使う
  • whether

    • I don't know whether SV という感じで SV なのか分からない、という時に使う
  • NOTE/note

    • メモ、ちなみに〜みたいな感じで補足情報として使われていた。
  • make it easy to V

    • This feature makes it easy for you to V という感じで新機能紹介などしたりする
  • so that

    • 「するために」の用途で使う。例 I would recommend that the customer should back up regularly so that the customer don't lose the data.
    • 「とても・・・なので〜」の用途ではそこまで使うことはない印象
  • In conclusion

    • 「結論としては」という意図で長めの文章を書くときに文頭に結論を書く。その後詳細を書いていく

コロナ禍で七五三の写真を撮る際に考慮した事のメモ

長男が5歳になるため、七五三の撮影を行ってきました。 上記について検討したことや調べたこと、実体験などを踏まえ、忘れないうちに情報をまとめておこうと思います。

家族構成や家族で相談した前提など

  • 家族構成は長男(5歳)、次男(もうすぐ1歳)、自分(父)と妻。全員が参加
  • 写真撮影は2021年であり、緊急事態宣言が発令されたり、可能な限り人と接しない方が良いとされたタイミングであった
  • 写真について撮りたいという気持ちはあるが、写真についてすごく拘りがある、ということではない
  • 次男がもうすぐ1歳なので可能なら記念の写真も撮りたい
  • 写真はデータのみで良く、可能な限り安くしたい(必要ならプリントなどは自分たちでやる予定)
  • ご祈祷はしたいが、写真を神社で撮りたい、という希望はない
  • 夫婦ともに写真撮影が好き・得意ということはない

最終的な我が家の実施方法

結論から言うと写真撮影は写真スタジオで実施し、別途ご祈祷を行う方法としました。

  • 写真スタジオ

    • 場所:タクシーで数十分で行ける距離
    • 料金:データ+着付け代金込みで35000円ほど
    • 着物:レンタル(持ち込みも可能だったが)。当日、7,8種類ほどの中から選択
    • 撮った写真:大きく分けて3シーンを撮った
      • 長男の七五三写真:長男が着物を着付けてしてもらい、写真撮影。家族写真では我々夫婦はフォーマル(私はスーツ)、次男はスタジオでレンタルした服で撮影
      • 兄弟ショット:用意しておいたお揃いの服で撮影。また、夫婦も普段着に着替え、家族全員でも撮った
      • 次男の1歳写真:次男のみで1歳のお祝い写真撮影。服はスタジオでレンタル
  • ご祈祷(予約済みだが現時点では未実施)

    • 場所:電車で1駅の場所。最悪タクシーで行くことも可能
    • 料金:5000円ほど
    • 服装:長男はスーツの予定(小学校入学式でも使えると嬉しい)次男はフォーマル目の普段着。夫婦はフォーマル
    • 写真:既に写真スタジオで撮っているのでスマホなどで可能な範囲で取る程度

考慮したこと・考慮しておくと良いと思われること

パートナーと方針を決める

  • 写真の拘りやどのような方法が良いかなど、パートナーと事前に相談する
  • 料金についてもどれぐらいであれば許容するかなど考えておく(出そうと思えばきりがないので)
  • 自分の場合、以下のような方針となった
    • 場所は可能限り近く
    • 料金はそれなり
    • 次男もいるため、なるべく負担を少なくしつつ、対応したい

撮影場所を考える

  • 神社 or 写真スタジオで撮るか
  • それぞれメリット・デメリットがあり、また場所によっても撮影方法や着物の持ち込み化・不可、着付け、料金などかなり変わることが想定されるので決めきらなくてもいくつか候補案を考え、比較すると良いかもしれない
  • 自分の場合、次男がいることもあり、拘束時間が短く、人手を多く借りれた方が良いと考え、神社で撮りたいという希望もなかったため、写真はスタジオを選択
  • 特に繁忙期周辺は予約も多く、予約がいっぱいとなることがある。可能なら早め早めの予約のほうがベター。休日は特に混むので可能なら平日が良い。自分の場合、幼稚園が夏休みの平日に有給を使って撮影した

料金

  • 着物は持ち込みできるのか、レンタルできのか。レンタルできるのならどれぐらいの種類から選べるのか。着付け代はいくら必要なのかなど
  • キャンセル料金を確認する。子供の体調不良、(特殊だが)コロナによる緊急事態宣言などの状況によってはキャンセルする場合もある。いつまでなら費用がかからないかなどは事前にチェックしておく
  • 場所によってはデータのみは受け付けておらず、必ず台紙(写真を付けたもの)を買う必要がある場合もある。元々買う予定があれば問題ないが、そのあたりの条件も踏まえ、料金をチェックする
  • スタジオによっては撮影タイミングによって料金が5000円ほど変わる場所もあった(繁忙期が高い)可能なら事前にチェックできると良い

移動方法

  • 忘れがちだが結構大切なポイント
  • 移動方法としては電車+徒歩、車(車があるなら)、タクシー辺りが考えられる
  • コロナ禍、ということもあり、元々「電車+徒歩」を考えていたが、「タクシー」に変更
  • 子供が二人いるというのもあり、自宅まで車が来てくれるのは助かった。天気などの心配(雨じゃないか)も不要だった
  • 長男はタクシーに乗ることが楽しみだったようで、文句を言わず、スタジオまで行ってくれて助かった
  • 写真撮影後も全員クタクタなので移動はタクシーに任せて歩く必要もなく、非常に良かった

子供の体調や状況などの考慮

  • スタジオではスタッフさん二名が対応してくれ、子供慣れしており、うまく子供を楽しませながら撮影を出来たので、途中でグズらず撮影できたのが良かった
  • 子供が二人というのもあり、可能な限り拘束時間は短いものを選んだ
  • 写真撮影はスタジオ、ご祈祷はご祈祷と分けることでそれぞれの拘束時間を短くするようにした
  • 着替えも着替えスペースが準備してあり、あまり時間を掛けず、実施することが出来た
  • お菓子や飲みもの持ち込みが OK なら持っていって子供の機嫌を適宜とる

撮影時の要望

  • 元々、1歳の写真は単独で取る予定だったが、写真スタジオから「1歳の次男の撮影もどうでしょうか」とアドバイスを受け、撮ることが出来たので別途、改めて写真スタジオに行く必要がなくなった。枚数を多く撮りたい場合には分けたほうがいいと思われるが、コロナ禍、ということもあり、今回は併せて撮ることにした
  • (詳しく調べれてないが)神社の撮影の場合、七五三のみの撮影が多いと思うので、写真スタジオだと臨機応変にその他シーン(兄弟ショット、一歳ショット)なども撮って頂けたのは非常に良かった
  • 一方、スタジオに神社は当然ないので、ご祈祷の時の写真が撮りたいようであれば、神社での依頼(写真スタッフが引率する?)やプロカメラマンに出張依頼を頼むなどが考えられる

その他

  • 自分の両親が私の子供のときに着ていたものがまだあったので自宅に送ってもらったものの、汚れがあり、シミ取りは結構料金が掛かりそうかつ、近くのクリーニング屋では対応不可とのことで断念(使えれば次男にも使えると思ったが、料金+手間等を踏まえ、やめた)

「自閉症スペクトラムの子どもたちをサポートする本」を読んだ

自分用読書メモです。

自分が気になるポイントのみの抜粋のみであり、内容は本を買って見て頂ければと思います。

これだけは知っておきたい 自閉症スペクトラム

  • 人と上手にかかわれない障害です
    • 人を不快にすることばがわからない
    • 人の表情を読むことが苦手
  • 発達障害の一つ
  • 特徴
    • コミュニケーションや対人関係につまずきがあります
    • こだわりが強く、変化に対応することが苦手
    • 特有の感覚過敏や感覚鈍麻があります
    • 特性や知的障害の現れ方に幅があります(高機能自閉症アスペルガー症候群自閉症

第1章 自閉症スペクトラムを理解する

  • 育て方が原因ではない
  • 障害であることがわかりにくい
  • 4つの視点でタイプを見極める
    • 言葉の発達の遅れ有無
    • 対人関係の難しさ
    • 物事へのこだわりの強さ
    • 知的障害の程度
  • 併存症を持ちやすい
  • 早期発見のポイント
    • あやしても笑わない
    • 人と視線を合わせない
    • あと追いをしない
    • 名前を呼ばれても気づかない
    • ことばの遅れがある
    • 同年代の子どもに関心がない
    • 光や音などに敏感
    • 同じ行動を繰り返す
    • 特定の場所や方法にこだわる
    • ごっこあそびが苦手
  • 早期発見ができればすぐに支援につなげることができる

第2章 自閉症スペクトラムの特徴(サイン)

  • 指差しをしない
    • 「クレーン現象」が見られる
  • 言葉によるコミュニケーションが苦手
    • 言葉の遅れには個人差がある。通常より発話が少し遅れるものの、徐々に話せるようになっていく子もいる。周囲の大人が働きかけを続けることが大切です
    • 質問や指示に答えられない
      • 的はずれな回答やどう答えたら相手にうまく伝わるかわからず答えられない
    • ことばのやりとりが苦手
      • アスペルガー症候群の場合、話し好きだが、自分の興味のあることを一方的に話し続けるだけでことばのやりとりがうまく出来ないこともある。一方向でのやり取りは出来るが、双方向のやりとりが苦手
    • 人の表情や気持ちが読めない
      • 思ったままを言ってしまう
        • 自分以外の人が何かを感じたり、思ったりしてることに考えが及ばないことがある
      • 「心の理論」が形成されにくい
        • 幼少期にはそれほど大きな問題とならないが、年齢が上がり、多様な状況下では大きなつまづきとなってしまうこともある
    • あいまいな表現が理解できない
      • 文字通り受け取ってしまう
      • 自由に遊ぶことが出来ない
    • 変化を受け入れられない
      • やり方やルールにこだわる
    • 感覚過敏や感覚鈍麻がある
      • 音やにおいに対する過敏
    • 漢字の暗記や数字の計算が得意
    • 突然パニックになることがある
      • 本人もつらい思いをしている
      • パニックの原因となる心理状態は主に「不安」「緊張」「興奮」の3つ
        • こだわりの拒否
        • 変化が苦手な子供に変化への対応を強要する
        • やりたくないことを無理やりやらせる
        • 予想しない状況(勝ちたかったのに負けたなど)が起こる
      • パニックの原因を突き止めて取り除く事が大事

第3章 自閉症スペクトラムの支援と治療

  • 相談先を探す
  • 医療機関を受診する
    • 診断名を知るのが目的ではない
  • 初診から診断までの流れ
  • 自閉症スペクトラムの診断基準
  • 2次的な症状は薬で改善する
  • 自閉症スペクトラムの「療育」
    • 治療の中心は「療育」
    • 長期的に取り組むもの
      • すぐに子供の困難が解消したり、問題行動が改善するわけではない
      • 長期的に取り組む中で少しずつ改善が見られるもの
  • 療育で行われる「行動療法」
  • ABA を用いて行動を変える
    • スモールステップで取り組む
    • 効果的なごほうびとは
      • ほめことばやハグなど
      • お菓子やジュース
      • 好きなことをやってもよい
      • おもちゃや人形などのプレゼント
  • TEACH による「構造化」
  • 自閉症スペクトラムのn子供への接し方
    • 一般のルールを強要しない
    • 視覚情報を用いる
    • おだやかな口調で話しかける
    • ほめる機会を増やす
    • 問題行動をある程度許容する
    • 話しかけられたらていねいに応じる
    • 「外国人」に接するつもりで

第4章 家庭でのケース別サポート例

  • 呼ばれていることに「気づかせる」工夫を
  • 叱らずにうまくできたときにほめる
    • 問題行動をやめたらほめる
  • 指示や情報は視覚的に示す
  • 生活しやすい環境づくりを
    • 多目的な空間は混乱しやすい
    • 目的別に「構造化」する
      • 子供部屋にはベッドを置かず、寝室に移して、日中活動するスペースと夜間寝るスペースを別にすることが有効
      • 部屋が限られる場合、パーティションやついたてを利用して区別する
      • 自閉症スペクトラムの子供は、広い空間は苦手で、狭い空間については、むしろ居心地がよいと感じる
  • 生活時間をパターン化する
  • スモールステップで生活自立を促す
    • 介助の減らし方
      • 子供の体や発達度やスキルレベルを踏まえ、子供にとって簡単なステップから取り組ませ、次第に難しいステップへと範囲を広げる
  • みだしなみを整えさせる
    • みだしなみのチェックをさせる
  • 見通しをもたせ行動の切り替えを促す
    • タイミングを知らせておく
    • 見通しをもたせることが大切
    • 関心を別の対象に向ける
      • 今取り組んでいる行動を「やめさせる」という発想ではなかなかうまくいかない
      • 「やめさせる」ではなく、別の対象に関心を移させることで切り替えを促す方法が望ましい
  • 人と上手にコミュニケーションをとる
    • 人の話を聞けるようにする
    • 意思表示をさせる
    • 相手の表情や気持ちを読む
    • 困ったときには助けを求める
  • パニックが起こる場面を回避する
    • パニックの原因を探る
    • パニックに自分で対処する
  • 睡眠リズムを整え健康管理に努める
  • 役割を担わせお手伝いをさせる
    • 家族の一員という意識付けを
    • 子供の能力を考慮する
    • 感謝し、ほめることが大切
  • きょうだいとの関わりに配慮する
    • 障害の特性を理解してもらう
      • 「障害がある」という言い方をしたり、「自閉症スペクトラム」という障害名を使わず、「一人であそぶのがすきなんだよ」など具体的な特性を説明する
    • 人とかかわる練習ができる
    • 親の愛情を十分に注ぐ
      • 障害のある子供にかかりきにんなりがちになる
      • きょうだいの子への賞賛や感謝は、ことばに表して本人に告げる
      • ときには親を独占出来る時間を設ける
    • 得意なことを伸ばしてあげる
      • 苦手なことは無理強いしない

第5章 園・学校でのケース別サポート例

  • 園・学校全体で支援する
    • 学級担当だけに委ねない
      • 他の先生にも協力して頂き、学校全体で支える。これは文部科学省による「今後の特別支援教育のあり方について」でも強調されている
    • 校内委員会を設置する
    • 支援の要となるコーディネーター
    • 保護者と信頼関係を築く
  • 子供の特性を的確に把握する
  • 苦手を強要しない
    • 「ふつう」に合わせようとしない
    • 目標を低くし、絶対評価
  • 安心できる環境を整える
  • 指示や説明は簡潔に伝える
    • 指示は一度に一つ
    • 手元で確認できるプリントを配る
  • 見通しをもたせ活動の切り替えを促す
  • 係や当番の仕事に取り組ませる
    • 得意な仕事を担わせる
      • 一人でできるものなどが良い
      • 人と助け合ったり、協力しなければいけない作業は苦手
    • 全員を褒めることが大切
  • 友達とのかかわりを支援する
    • あそびを通したふれあいを
    • 会話のルールを理解させる
      • 必要な場合、友達との間に入って子供地の気持ちを代弁する
    • 必要なスキル取得を目標に
      • 「ありがとう」「ごめんね」など最低限のコミュニケーションが出来るようにし、過剰な社会性をは求めない
    • 変更はできるだけ避ける
      • 変更がどうしても必要な場合、早めに知らせる
    • 行事への参加を支援する
    • 負けや失敗を受け入れさせる
      • 一面的な見方しかできない
      • かたよった価値観を修正させる
        • すぐに変えるのは難しく、普段の生活で様々な場面での結果の捉え方、勝敗への向き合い方を指導する
      • 指導のポイント
        • 最初にルールを決めておく(負けた時に怒ったり、人に乱暴をするのは NG と伝えておく)
        • 負けても怒らず我慢できた時には大いに褒めてあげる
        • 勝敗がついたときも勝ったこだけではなく、負けた子供も良かった所して指摘してほめてあげる
    • 原因と対処法を知りパニックを防ぐ
      • パニックの兆候を知る
    • 得意なことで自信をもたせる

第6章 社会自立に向けた支援

  • 成長に合わせた目標と支援
    • 子供の発達段階を見極める
    • 目標・支援は随時見直す
    • 家庭と園・学校の連携が大切
  • 園・学校選びは慎重に
    • ストレスの少ない環境を
    • 必ず見学すること
      • 見学に行った時に園長先生や校長先生に会って発達障害への理解や受け入れ体制の有無について確認する
    • 子供の意思が最も大切
      • 親の意見を押しつけない
    • 通いやすさもポイント
  • 園や学校との連携が不可欠
    • 障害への理解の求め方
    • 担任とは密に連絡を取る
    • 同級生の保護者に理解を求める
      • 問題が起きた時に、相手の保護者にこどもが自閉症であることを告げないほうが良い。障害があることを言い訳にして相手の保護者から快く思われないかもしれない。全く別の機会に「実は自閉症スペクトラムという障害があり、こんな行動特性がある」と告げて理解を求める
      • 保護者が全員障害のある子供に理解があるとは限らない。必要であれば担任と連携し、担任から「クラスにはいろんな個性や特定の子供ががおり、一人ひとりに併せて指導していく」ということばを同級生の保護者に伝えてもらう
    • 園や学校以外に居場所を見つける
      • 習いごとで気分を切り替える
        • 一人で制作や練習に打ち込めるものが良い(絵画教室、水泳教室、音楽教室
        • 逆に向きにくいものは野球やサッカーなどのチーム競技、勝ち負けにこだわるので勝敗が明確に決まるもの
    • 地域社会とのつながりをもつ
      • 地域に出ていく勇気を
      • 社会スキルやルールを覚える
        • 買い物をやってもらう
      • 地域のイベントに参加する
    • 災害に備える
      • 災害を想定した話し合いを
      • 災害時の生活を理解させる
      • 安心できるためのグッズを
    • 自治体のサポートを受ける
    • 学校卒業後の就労支援・生活支援
      • 同じ障害でも個人差が大きい
      • 一般就労と障害者就労
    • 大人になってからぶつかる壁
      • 特性は変わらない
        • 子供の頃は許容されても大人になると許容されないこともある
      • 支援を受けにくくなる
        • 環境が変わるたびに普通の人に自分の特性を理解してもらう努力をし、配慮や支援を求める必要がある
      • 大きなトラブルになりやすい
        • 悪気はなくても自分の行動が原因で家庭のトラブルや会社の問題となることがある
      • 起こりやすいトラブル
        • 作業の段取りが苦手
        • 変更に対応できない
        • 思ったことをすぐに口にする
        • 融通がきかない
        • あいまいな指示がわからない
        • 安易に人を信用してしまう
        • 依頼やお詫び、感謝が苦手
        • 自分の都合を優先させる
      • 豊かな人生を送るために
        • 生活自立が第一目標
        • 小さな達成にも喜びを
        • 他人と比較しない
        • 理解者・支援者を得る
          • 家族
          • 医師
          • 友人
          • 会社の上司

「自閉症スペクトラムのある子を理解して育てる子」を読んだ

自分用読書メモです。

自分が気になるポイントのみの抜粋のみであり、内容は本を買って見て頂ければと思います。

はじめに

  • 自閉症スペクトラム」そのものの実体を理解することは大切ですが、「その特徴のある子どもとうまく生活していくためにどうしたらよいか」を考えることは、それ以上に大切なことだと、私は考えます。
  • 自閉症スペクトラムであることを否定することは、その子らしさを否定することになる
  • 自閉症スペクトラムである子どもたちは、そうでない人たちの中で生きるために大変な努力をしています。ですから周りに私達も、彼らとともに行きていくために、それに見合った努力をしなくてはなりません

序章 あれ?うちの子ちょっと...と思とき

この賞は自分はスキップ

1章 自閉症スペクトラムって?

  • 英語では「Autism Spectrum Disorder」と言い、その略称の「ASD」という呼び方が日本でも一般的になっている。本書では「自閉症スペクトラム」と「ASD」という表記を使用する
  • ASD の特性
    • 人とのかかわり、コミュニケーションが苦手
    • 興味の偏り、こだわりが強い
    • 間隔の偏り、動きがぎこちない
  • ASD のある子は不特定であることもある一方で、とても素直でまじめだったり、すばらしい能力もある
  • 子どもの苦手なことや得意なこと、両方を理解して、丸ごとその子らしさと受け止めて関わることで、子どもたちはきっと生き生き育っていく
  • 特性1 人とのかかわり、コミュニケーションが苦手
    • 「見たり、聞いたり、感じたりしたことを理解して、それに適した対応を選び、実行する部分」に何かしら問題がある、と考えられている
    • 対人関係や場に応じた振る舞い方、コミュニケーションにつまづきがち
    • 言葉が出にくく、話してもオウム返しや欲しい物が合っても「あれ取って」と言葉で伝えず、大人の手を掴んで連れて行くこともあります(クレーン現象)
    • 言葉に込められた意味を理解するのが難しい(たとえ話や冗談を真に受けてしまう)
    • 表情や態度から相手の気持ちを汲み取るのが苦手な子も。また、自分の言動が周りにどう写っているかがわからず、相手が嫌がっているのに一方的に自分の好きな話をしたりすて、「空気が読めない」と言われてしまう子もいます
  • 特性2 興味の偏り、こだわりが強い
    • 子どもたちは経験値を積みながら、「これから起きることを想像し、柔軟に乗り切る力」をつけていくのですが、ASD のある子どもは、それが大の苦手。常に、不確かな「先のこと」や「変化」に不安を感じ、緊張状態にある
    • 「いつも同じこと」に没頭することで、安心を手に入れようとしている姿
    • 相手、状況、場面に応じて気持ちを切り替えるのが苦手
    • 興味や関心の向く分野は非常に狭く、でも一度はまると、とことん極める傾向もある
    • くるくる回る、手をひらひらさせるなど、同じ動きを飽きることなくずっと繰り返す子もいる。こういった行動は「常同行動」といいます。こういう行動が増えていると不安定になっているサイン
    • ルールを守ることにこだわる。ルールがあると「何をそうすべきか」が明確に分かって、変化による不安を避ける事ができます。その為、忠実にルールを守ろうとすることもいます
    • こだわりの一つとして「一番になること」に執着する子もいます。特に得意分野において、自分より物知りがいると悔しくてどうしても許せなくなってしまうことがある
  • 特性3 感覚の偏り、動きのぎこちなさ
    • 視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚などの感覚が敏感で、他の人は気にならないような刺激に強く反応し、激しいストレスになる子もいる。これは気力で我慢できるものではなく、「わがまま」ではもありません
    • よく見られる特徴として「記憶力の高さ」がある。自分の興味のあることに関する「記憶の取り込み方」は特徴的。一方で「嫌なことを忘れられない」という困難につながることもある
  • 他の障害と併せ持つこともある
  • 二次障害
    • ASD の特性から頑張ってももうまくいかないことも多く、失敗を重ねることで周りからしかられ、挫折感を味わう子もいる。また、小学生になると勉強についていけない、友達からからかわれるなどもある。自信を失い、周囲の人を信じられなくなると、心にゆがみが生じ、2次的な問題を引き起こしてしまうこともあります。これを二次障害と読んでいます
    • ASD への対応でいちばん大事なのは「二次障害の予防」と言っても過言ではない。大切なのは子供の特定に早く気づき、理解すること
    • 二次障害をはねのける「自己肯定感」を身につけることが大事
    • もし、二次障害が起きてしまったらできるだけ早く対応する。家族だけで抱え込まず、学校や医療・相談機関ともつながりを持つ
  • 自閉症スペクトラムには複数の症状が含まれる
  • 大切なのは「自閉症スペクトラムであるか、そうでないか」よりもその程度のつまづきの度合いを理解し、どうすれば生きづらさを軽減できるか一緒に考えること

2章 子どものキモチ、大切なかかわり10

  • マイスペースを確保する
    • 耳をふさぐ、部屋を出るなどの SOS サインを把握し、落ち着ける場所(マイスペース)を確保する
    • 子どもが不安を感じていると、言葉をかけたり抱きしめたりして、不安をぬぐってあげたいと思うかもしれません。しかし、それよって余計に混乱する場合もある。子供が安心できる距離感で関わることも大切
    • 園や学校など必要に応じて周りの子ども・大人に必要性を伝える
  • 慌てず冷静にかかわる
    • 大人も慌てて動揺するのは NG
    • パニックには理由があり、スイッチ(原因)は様々。できるだけ起きさせないようにすることが子の安定につながる
    • パニックへの対応は「少し離れて、危険がないなら静かに見守る」が基本
  • 無理強いしない
    • 「苦手な感覚は避ける」が基本(例:耳栓を使う、洋服のタグを使う、洋服の材質を特定のものにするなど)
    • 言葉がわかる子であれば、嫌がっているものが何か説明すると納得することもある
    • 家庭ではお手伝いなどを通じて感覚を少しずつ広げていくことも大切。お手伝いのときには「xxくん、ありがとう」など適切に褒めることもポイント
  • 理解しやすい言葉で伝える
    • 特徴を理解する
      • 長い言葉、早口が苦手
      • 総合的に理解するのが苦手
      • あいまいな言葉が苦手(きちんと、などのあいまいな単語)
    • 出来るだけシンプルな言葉ではっきり伝える
    • 具体的でストレート、肯定的な伝え方をする(「走りません」ではなく、「歩きましょう」と肯定的に伝える)
  • 目で見て分かる工夫をする
    • 言われたことを理解・記憶するのは苦手だが、目で見たものを理解するのは得意
    • 言葉で説明するのではなく、実際にやって見せて見てもらう
    • 絵や写真などを使うとコミュニケーションが取りやすい場合もある
  • 変更は事前に知らせる
    • 「いつもと同じ」だったり「自分の予想通り」だったりすると、何をすれば良いのかが分かるので安心して行動できる。しかし、予想外のことが起きると強い不安を感じる
    • 変更がある場合、早めに知らせ、どうしたらよいかを確認する。変更の可能性があることを前もって伝えておくのも良い
    • 基本的には極力予定は変更しない姿勢で、それをしっかり守ることが大事
  • 気持ちを切り替えやすくする
    • 遊んでいる最中に突然「買い物に行くから終わりにしよう」など言われてもやめるのが難しい。好きなことをしている時は過剰なほど集中しているということもある
    • 時計を使って何時になったら終わりにするかなどを決めておくのも良い
    • 次にやることを知らせる時は「今から何をするのか」「どのようにするのか」「どれだけするか」「どうなったら終わりなのか」をはっきり伝える
  • 発信する力を育てる
    • 言葉は知っているが適切に使えない場合、「こんなふうに伝えたら分かるよ」という見本を知らせる。そして、一緒に練習する
  • 得意なことや興味を生かす
    • その子が普段好きなあそびや得意な分野を見つけておきましょう
    • 「苦手」の克服以上に「得意」に注目する。日本語を書くのが苦手で昆虫が好きな子には「"かぶとむし"を書いてみる?」と誘ってみる
  • 自分で出来ることを増やす
    • 子どもが「自分でできることを増やす」ことを意識する
    • 「一緒に」から、少しずつ手を引いていき、徐々に支援の手を離す

3章 子ども・家族のケアとサポート

  • ASD の治療は薬ではなく「療育」がメイン
  • 療育手帳」の交付を受けると様々な支援サービスを受けられる
  • 親御さんが元気でいることが一番大事。頑張りすぎてダウンしないように一人でも信頼できるサポーターを見つけて下さい。またその人は発達障害ASDに詳しい・理解のある人が良い
  • 自分の時間も必要であり、親も休める時間が必要
  • きょうだいがいても特性が強い子に時間を割くことが多くなってしまい、きょうだいは我慢しがちになる。きょうだいも「自分は愛されている」と実感できる関わりが必要。例えば「きょうだいの子とだけ関わる時間」を作る

4章 年代別に見る子育てポイント

  • 今、親が子供を理解しようとしていること、子供が頑張って取り組んでいることは少しずつでも確実に将来につながっている
  • 一人ひとり特性も違うので就学先について一概に「ここがいい」とは言えない。各自治体では「就学相談」も行っているので必要に応じて活用する
  • 学校・学級の種類はいくつかある
    • 特別支援学校
      • 知的な遅れがあり、日々の学校生活で多くの支援が必要な子が通う
    • 特別支援学級
      • 通常の学校の中にあり、心身と障害または発達の偏りのある子供が対象
      • 特別支援学級に在籍しながら一部の教科は通常の学級で受ける場合もある
  • 通級による指導(通級指導教室)
    • 通常の学級に在籍しながら、通常の学級から離れて通う教室で、就学相談で「通常の学級」と判定が出た子が利用します
  • 児童期(小学校入学から中学入学ぐらいまで)
    • 深刻な劣等感や生きづらさを積み重ねると二次障害につながる心配がある。悩みが大きくなる前に相談できる人がいるか、子供が自分らしく過ごせるかがポイント
    • 特別支援教育」が導入され、小・中学校での相談や支援の体制も充実してきている。子供の通う学校ではどんな人・組織が相談に乗ってくれるのか、確認しておく
    • 就学後も、学習の場は子供の様子を見て変更する事ができる。無理や我慢をせず、子供が安心して過ごせる事を優先する
    • 就学後は以下のポイントで注意が必要
      • 学習
      • 友達とのかかわり合い
      • 休憩時間の過ごし方(やることが決まっていない時間)
    • 家庭での関わり
      • 学習面の家庭でのフォロー
        • 量が多くて負担の場合には担任にも相談
        • 家庭では得意科目を中心にして楽しい学習時間になるようにする
      • 友達とトラブルになったときのフォロー
        • 学校でのトラブルは担任の先生に事実関係をまずは確認し、相手への対応を相談する
        • 学校外の場合、まずは本人に事実関係を確認。謝罪を兼ねて相手の保護者に会い、状況を教えてもらう。そのうえで本人に具体的な対応方法を伝え、相手の保護者にも家庭で指導することを約束する
        • 地域とつながる
        • 習いことも検討
          • 音楽や絵など自分のペースで出来るものがいい。特訓や無理強いではなく、子供が楽しめるものをみつける
        • 困ったとき、大人が答えてくれたという経験を積む
          • 「困った時は助けを求める」という意識を育てるためにも
  • 思春期(中学入学から18歳ぐらい)
    • 将来どんな社会生活を送りたいか、進学するかなど、支援者も含めて親子でよく話し合い、将来の具体的なイメージを持ちたい時期
    • 中学以降の進路は本人の思いを尊重して一緒に考えていくことが大切。必要に応じて子供の事をよく理解している療育スタッフや学校の担任などにも相談する
    • 中学校でも小学校と同様に支援内容を引き継ぐことも可能
    • 高校は様々な形態があり、選択肢が増える。自分に合った環境を見つけやすいので、高校は楽しく過ごせる場合が多い
    • うつや不登校が現れることもある。このハードルをどのように超えて次の社会生活のステージにつなげるかはポイント
    • 家庭での関わり方のポイント
      • どんなときでも見方で
      • 子供が自分の得意なことや好きなことを理解できるようにする
      • 家事や買い物など、自立に向けて出来ることを増やしていく
      • 性についてオープンに話しが出来るように
  • 青年期(18歳以降)
    • これまで以上にコミュニケーション力や社会的スキルが必要になる
    • 自分に向いている仕事は何かをよく考え、親御さん以外に親身に相談に乗ってくれるサポーターを見つけておくことがポイント
    • 育児や発達の専門家や相談窓口は18歳までが対象となっていることが多いので、大人を対象とした相談先を見つけましょう
    • 異性とのお付き合いなどが始まることもあるので、その時に気軽に相談できる親子関係が出来ていると良い
    • 家庭での関わりのポイント
      • 親は一歩引いたサポーターに
      • トラブルに巻き込まれてないか、ようすを確認
      • 進学先・就労先とつながっておく
      • 「大人同士の関係」へ

5章 こんなときどうしたら?気になる姿と対応

  • 白いごはんとうどんしか食べない
  • なかなか眠らない
  • お風呂を断固拒否する
  • パンツにおしっこをしてもそのまま
  • 着替えにとても時間がかかる
  • 不安なとき、自分や友達を傷つけてしまう
  • 言葉の遅れを指摘される
  • 人の気持ちが理解できず、トラブル続き
    • 4歳を過ぎるころから相手の視点に立って物事を理解できるようになる。この発達を「心の理論」という
    • 「心の理論」が育っていないと人のは話に割り込んだり、相手に嫌なことを言ってもそれが悪いことだと思ってないのかもしれない
    • ゆっくりでも相手の視点で考えたり、気持ちを理解できるようになるので大丈夫。焦らずかかわっていく
    • 話に割り込んだ時などまずは子供の「話したい」とい気持ちを受け止めてあげる。そのうえで「その気持はお父さん・お母さんも同じ」と伝える。自分の視点は理解できるのでそこから相手の視点や気持ちに切り替えていく
    • あったか言葉(ありがとう・さすが・頑張れ)などを使う。逆にチクチク言葉(嫌い、バカなど)は使わないように教える
    • 違う年齢の子と遊ぶ機会も作れると良い
    • 必要ならば専門家にも相談する
  • マナーやルールがわからず友達と遊べない
  • 運動会の練習にストレスを抱える
  • マイペースで、集団行動になると固まってしまう
  • 通常の学級での学校生活が苦痛
    • 本人の状況を学校の先生と共有する
    • 登校を渋り続けてつらそうなら、通級での指導や特別支援学級への転籍も検討する。必要なら転校なども考える

「ユニコーン企業のひみつ ―Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方」を読んだ

読書メモです。

自分で大切・面白いと思った部分のみのメモなので面白そうという方は買っていただいて全体を読んで頂いた方が良いと思います(とても参考になりました)

日本の読者の皆さんへ

  • 成功している会社は従業員に何をすべきかを指示しません。代わりに、みんなを導き、信頼し、権限を与えます

1章 スタートアップはどこが違うのか

  • スタート アップのソフトウェア開発では、スケジュールや納期、予算は関心事の中心で はない。彼らが重視するのは、顧客、インパクト、学習
  • スタートアップが「自 分たちは素早く動かねばならない」と常に感じている
  • スタートアップはち~を信用し、権限を与える。権限と責任を与える
  • エンタープライズ企業では計画通りに進むことが評価される。スタートアップは正反対。スタートアップは計画すべきことを探している
  • スタートアップはプロダクトを一回限りのものとしては扱わない。何度もイテレーションを繰り返す
  • つまり、こういうこと
    • 成功を再定義する
    • 学習とは何であるかを心得る
    • 未知の状況でもうまくやっていける人材を探す
    • 失敗してはいけないという思い込みを払拭する
    • 権限を与え、信頼することで仕事をやり遂げる

2章 ミッションで目的を与える

  • プロジェクトの問題点
    • 期間があまりにも短い
    • フィードバックの機会がない
    • プロジェクトはあまりにも融通が利かない
    • プロジェクトは力を奪う
    • プロジェクトは間違ったことにフォーカスしている
  • テック企業は「なにか」を使う
    • チームが長期的な視点で考えるインセンティブを与える
    • チームに探索できる時間と余地を与える
    • 途中で学んだことを取り入れられる
    • 仕事そのものにフォーカスする
    • 計画に従うことよりもインパクトを重視する
  • ミッションとは、チームに与えられる、抽象度が高めの目標
    • たとえば、Google にとって「北極星」となる目標は「世界の情報を整理すること」だ。これが Google の存在する目的だ。そのためのミッションは、速く検索 できること、正確に検索できること、そして世界中の情報を簡単に見つけられ るようにすること
    • Spotify のミッション
      • 新しい音楽を簡単に見つけられるようにする
      • リビングルームを制する
      • 朝の通勤のお供になる
  • ミッションはチームの自発性を高める。従業員に自分の頭で考えさせる。チームが自発的に仕事に取り組むようにする
  • テック企業のプロダクトの品 質が高い理由。システムを開発した人たち自身がメンテナンスもしている。これが大きな違いを生む
  • ミッションについて

3章 スクワッドに権限を与える

  • スクワッドとは、少人数で、職能横断(Cross-Function)の、自己組織化されたチームだ(多くの場合、8 名以下で編成される)
  • スクワッドがエンタープライズ企業のアジャイルチームと明らかに違うのは、 与えられている権限と信頼が段違いだというところ
  • エンタープライズ企業のアジャイルチームとスクワッドの違い
    • スクワッドは自分たちで仕事を生み出す
      • エンタープライズ企業のアジャイルチームが仕事をプロジェクトという形で渡されるのとは異なり、スクワッドは顧客の問題に対する解決策を自分たちで考えて、自分たちで仕事を生み出す
    • スクワッドは自分たちで作ったものをメンテナンスする
    • スクワッドは自分たちで優先順位をつける
    • スクワッドは計画よりもインパクトを重視する
    • スクワッドは準備ができ次第リリースする
      • スクワッドは最 初のバージョンは「正しくない」と心得ている。だから顧客からフィードバックを得たい。しかしフィードバックを得るにはリリースしなければならない。そこで、テック企業はどんどんリリースする
    • スクワッドは自律している
    • スクワッドは手を動かす人だけで編成される
  • プロダクトマネージャー(「プロジェクト」マネージャーと混同しないこと)は、 スクワッドが「何をするのか」を導くことに責任を持つ。スクワッドと協力 して戦略を定義し、ロードマップを策定し、機能の定義を考える。マーケティ ング、売上予測、損益計算の責任にも何らかの関わりを持つ
  • テック企業におけるプロダクトマネージャーの人物像
    • 技術に明るい(多くは元エンジニア)
    • 「プロダクトセンス」にすぐれている
    • 強いリーダーシップと交渉スキルを備えている
  • データサイエンティストは数学者でありエンジニア。チームがデータを使ってプロダクトの意思決定を下せるように支援する
  • 分離されたアーキテクチャのメリット
    • 複数チームが並行して同じプロダクトに取り組める
    • リリースを分離できる
    • メンテナンスとデバッグが容易になる
    • 「 爆発半径」を抑えられる
  • もしあなたが、部下に権限と信頼を与えたにもかかわらず、それが結果にはつながらなかったとしよう。それはそれで悪くない。少なくとも「間違った人材を雇っていたんだな」ということがわかる
  • 経営リーダーやマネージャー向けに、 簡単なヒント
    • チームに発奮興起してもらおう
      • チームに発奮興起してもらう、というのは何をすべきかを指示することじゃない。チームに時間の余裕と探索範囲の余地を与えて、物事を自分たちで考え られるようにすること
      • 何をすべきかをあなたが指示してしまうと、チームはその仕事を「自分たちの仕事」だとは思わなくなる
    • チームに間違えてもらおう
      • ミスにつまずいてしまったチームを地面から立ち上がら せよう
      • これには 2 つの効果がある。1 つ目。「間違えたって大丈夫」というメッセージ になる。間違えることはゲームの一部なんだ。2 つ目。「チームを信頼してます よ」というメッセージになる
    • 「間違い」に備えよう
    • 楽しい名前を選んでもらおう

4章 トライブでスケールさせる

  • 小さなチームでうまくいっていることをどうやって全社レベルにスケールさせるのか? それがこの章のテーマ
  • Spotify は、トライブ、チャプター、ギルドという組織モデルを考える際に、次の原則を念頭に置いていた
    • スクワッドを第一に考える
    • サーバントリーダーを信じる
    • ミッションが肝心
    • ミッション特化のフルスタック編成
    • 人数は重要
    • トライブ内での異動を促進する
  • トライブ
    • トライブとは、担当するミッションが類似、関連しているスクワッドがまとまったもの
    • たとえば「決済」の領域を考えてみる。これをこなすのに複数のスクワッドが必要になったとする。登録、認証、支払い、といった分野を複 数のスクワッドで分担するなら、こうしたスクワッドのまとまりがトライブになる
    • トライブはそれ自体がミニ企業のようなもの
  • チャプター
    • チャプターとは、同じ専門性を持つメンバーで構成される、トライブ内のグループ
    • たとえば、トライブ内のテスター全員で品質保証チャプターを形成 したり、Web エンジニア全員でまた別のチャプターを形成したり
    • トライブ内の同じ専門性を持つメンバーのマネージャーが「チャプターリー ド」。チャプターリードの仕事には、現場を支援することに加えて、採用、給 与、キャリア開発など、一般的なマネージャー業務のすべてが含まれる
    • チャプターの利点はさまざまだが、チャプターが組織にもたらす一番の利点 はコミュニティ
  • ギルド
    • ギルドは、同じ専門分野に興味のあるメンバーからなるグループで、組織を横断して形成される
    • チャプターとは異なり、ギルドは正式な組織ではない。そのため、直接的なネジメントやサポートは何も提供しない 。その代わり、ギルドは気軽な組織構造なので、誰でも自発的に作ってかまわないし、誰でも参加できる
    • ギルドとチャプターの決定的な違いは、ギルドには誰が参加してもかまわないところ
    • ギルドの役割としてさらに重要な点は、ギルドがメンバーに学習と成長への 道のりを与えていること
    • 学ぶことの持つ力、すなわち、自分自 身が成長していると感じ続けられることは、勤勉でスマートな、知性豊かな人 たちにとってはこの上ない魅力だ。これこそ、最も優秀で素晴らしいメンバー を惹きつけ続けるための秘訣
  • 意志決定をできるだけ現場に任せることが自己組織化につながる

5章 ベッドで方向を揃える

  • この章では、テック企業がカン パニーベット(Company Bet)を活用して、全社を横断するコラボレーションを 可能にしている様子を見ていく
  • Spotify が考案した枠組みは、全社レベルでフォーカスを絞るために、 一度に取り組むことを少なくするというものだった。社内ではこれを「カンパ ニーベット」と呼んだ
  • カンパニーベットは、会社が取り組みたい重要事項を、終わらせたい順に並べたリストのこと
  • ベットにはそれぞれ 2 ページ程度の概要が記述される。そこには、このベッ トが何なのか、なぜ重要なのか、どのように今後の会社の発展に資するのかが 簡潔に書かれている
  • 概 要 の 2 ペ ー ジ の う ち 、1 ペ ー ジ は「DIBB」で 説 明 さ れ る 。 こ こ に は 、戦 略 チ ー ムがこのベットを作るきっかけになったデータやインサイトが記される。 DIBB と は、 デ ー タ(Data)、 イ ン サ イ ト(Insight)、 確 信(Belief)、 ベ ッ ト(Bet)それぞれの頭文字
  • 数を絞った大きなベットに向けて会社がまとまることで、さまざまな利点が得られる
    • 重要なことから終わらせていく
    • 社内メンバーの流動性を高める
    • フォーカスを強制する
    • 全社横断の連携を可能にする
  • やり抜くためのコツ
    • 専任のロードマネージャーをアサインする
    • 自分の部署よりも広い視野で考える
    • コミュニケーションプランを考える
    • 早いうちから統合する
    • 大がかりな取り組みは時期をずらす

6章 テック企業で働くということ

  • まとめ
    • とても自律している
    • とても自由度が高い
    • 責任は重い
    • 何をすべきかを直接指示する人はいない
    • すべての情報は基本的にオープン

7章 生産性向上に投資する

  • 「プロダクティビティスクワッド」は、他のエンジニアリングチームを速く進めるようにすることをミッションとしたチーム
  • 「ハックウィーク」とは、エンジニアが通常業務を脇に置いて、自分の好きな ことをなんでもやれるイベントだ。Spotify では期間を 1 週間として年に 2 回開 催される。ここで新しいアイデアを試して、メンバーにイノベーションを起こし てもらうのが狙い
  • Spotify は、しっかりと自律したスクワッドに信頼と権限を与えることでかな りうまくやってきた。そんな彼らでも、スクワッドが継続して改善に取り組んで もらうことは意識的に促していた
  • 技術を「一級市民」として扱う

8章 データから学ぶ

  • A/B テストで実験する
  • Spotify では、データサイエンティストはこんな風にチームを支援している
    • 収集するメトリクスを決定する
    • さまざまな形式のデータをフォーマットしてクリーンアップする
    • タグ付けとコレクションのための命名規則を考える
    • 仮説と検証を立案する
    • どの結果が統計的に有意であるかを判断する
    • 探索的にデータを分析する
    • レポート、サマリー、ダッシュボードを用意する

9章 文化によって強くなる

  • 会社が違えば文化も違う
  • Spotify はチームのことを、次のような存在だと考えている
    • 何者であるかよりも、何者になれるかだ
    • 最も速く学んだ者が勝つ
    • これはマラソンだ。短距離走じゃない
    • 強いチームは強い個人を凌駕する
    • 異なる観点の衝突が大きな躍進を起こす
  • 行動は言葉に勝る
    • 「助けてほしい」
      • CEO Daniel はみんなに助けを求めた。私はそんなことをする CEO を他に見たことがなかった
      • このメールは 2 つのレベルで信じられないものだった。まず、従業員に対し てあんなに弱気を見せたり、正直になったりした CEO なんて見たことがなかった。それから、CEO が弱みを見せられるのなら、私自身もそうしていい んじゃないかと思った
    • 「壊したのは私です」
      • ある日、私の同僚が重要なシステムをうっかり壊してしまった
      • 調査の結果、その障害を引き起こしていたのが自分だと気づいた彼は、トラ イブ全体に向けてメールを出した。そこにはどのような問題が、どのようにして起こったのかとともに、謝罪の言葉が綴られていた
      • 上司の返信。「気にしなくて大丈夫です。よくあることですから。本番環境を壊すのは勲章 みたいなものです。壊したのはあなたが最初ではありませんし、最後にもならないはずです。それに、あなたに壊せてしまうような本番環境だという事実は、 私たちのシステムにはまだ改善の余地があることの証拠です。あなたが能力不足だからとか、新入社員だからとかいう話ではありません」
    • フィーカは、チーム単位のコーヒーブレイクだ。みんなで集まっておやつと 一緒にコーヒーを飲む。フィーカは長年にわたってスウェーデン社会で中心的 な役割を果たしている
    • ヤンテの掟
      • 自分をひとかどの人物だと思ってはならない
      • 自分のことを、みんなと同じだと思ってはいけない
      • 自分のことを、みんなよりも頭が良いと思ってはならない
      • 自分のことを、みんなよりもすぐれていると自惚れてはならない
      • 自分のことを、みんなよりも物知りだと思ってはならない
      • 自分のことを、みんなよりも重要だと思ってはならない
      • 自分のことを、みんなよりも何かが上手いと思ってはならない
      • みんなの事を笑ってはならない
      • みんなが自分のことを気にかけていると思ってはならない
      • みんなに何かを教えられると思ってはならない

10章 レベルを上げる:ゆきてかえりし物語

  • 目的で動機づける。スタートアップは、少なくとも最初のうちは、金銭では人を惹きつけられな い。高額な給与で有能な人材を集めることができないのだ。しかしスタート アップ企業があり余るほどに持っているものがある。それは、目的だ
  • 本書で心から伝えたいことは 2 つだけだ。「権限を与えること「」信頼すること」。 以上。
  • ユニコーン企業にできて、あなたにできないことなんてない。彼らと の違いは仕事に向き合う姿勢やマインドセット、仕事というものの捉え方、そ れだけだ。

訳者あとがき

  • ユニコーン企業ではスクラムをやっていない
  • ではスクラムをやらずにユニコーン企業はどうやって「なんだかうまいことやっている」のか。鍵は「自律、権限、信頼」であり、それらを可能にする組織 文化こそが「ユニコーン企業のひみつ」だというのが著者の主張
  • 事実、「Spotify モデル」はそれ以後も変化していったよう。本書の説明との主な差分を簡単に紹介
    • 「プロダクトオーナーとスクワッド(チーム)」という構成から、プロダク トオーナーもスクワッドの一員という位置づけになった
    • トライブをまとめるリーダーチームとして「TPD Trio」が編成されるようになった(TPDはTribe Lead、Product Lead、Design Leadの頭字語)
    • トライブ同士が連携するさらに大きな枠組みとして「アライアンス(Alliance)」という枠組みが導入された
  • 本文でも繰り返し述べられているように、他所でうまくいっていること(プ ラクティス)をただコピーしてもうまくいきません。これは逆も然り
  • バンドマニフェストによれば、Spotify のミッションとは「Spotify は目的駆動 の企業であり、強力なバリューと信念が私の戦略と日々の意思決定を導く」こと で、それを支えるバリューは次の 5 つ
    • Innovate(革新する)
    • Sincere(誠実である)
    • Passionate(情熱を持つ)
    • Collaborative(協調する)
    • Playfu(l 遊び心を持つ)